浅草鳥越の袋物職人の通信局

２月になると春の気配

明日から月が変わって２月、 陰暦でいうと如月（きさらぎ）で語源は色々あるようですが、とにかく季節が変化する月であるのは間違いなさそうです。その証拠に、各季節の始まりの日の前日を表す節分の次の日は、２月の場合は当然のことながら立春となり、いかにも暖かくなりそうな言葉です。

事実、どうやら明日から北極振動が引き起こす大寒波も一段落して、寒さが和らぎそうです。除雪しきれないほどの大豪雪に見舞われている雪国の方々には申し訳ないですが、東京の予報に関してみてみると、２月に入ると最高気温が１２℃～１３℃と、春めいた日がしばらく続きそうです。出来れば、そのまま暖かい陽気でいてほしいものです。

立春を過ぎて始めて吹く南寄りの強い風を春一番といいますが、自然は人間に春の到来を教えてくれるのですから、味な真似というよりも、畏敬の念すら感じます。春一番待ち遠しいです！

これからは日本のルネサンスを目指さないといけません

ルネサンスというと、１４世紀から１６世紀にかけてイタリアを中心に西欧で興った文化復興の運動とウイキペディアで解説されています。歴史上でこのような全体が大きく変化する出来事が起きると、その時代背景はどうだったのかと調べたくなるものです。

大勢の人々を文化、文芸復興へと駆り立てた要因は必ずあるはずですが、簡単に事典を読んだだけでは到底その真髄に触れることは出来ないでしょう。時間をかけ、じっくりと調べたら必ず価値のあるものだと思うので少しずつでも勉強していってみます。

ところで、時代背景は違うものの、日本でもこの文化復興運動（といっても名のある人はきちんと引き継がれているわけですが）が規模こそ違え、これから起きてくるような予感がします。というよりも、起こさなくてはいけないのかも知れません。

高度成長期を終えてから久しくして、バブル経済の崩壊、そして少子高齢化を背景に日本経済は成熟からやや衰退に入りつつあります。（ついこの間、GDPで世界第２位の座を中国に譲り渡したのは象徴的な出来事です）

こうした時代背景は、きっと大勢の人々をなんらかの目的に向かって駆り立てるエネルギーになるのではないでしょうか。

その１つが文化です。日本文化のにおいのプンプンするもの、これがおそらくこれから活躍する代表選手の１人に挙げられると思います。

インターネットを通じ、世界がグローバルにつながる中、はっきりと日本の立ち位置を明らかに説明していくには、技術ももちろんそうですが、そのベースにある古来からの日本文化、外国人には真似しようにも真似できない日本の文化の重要視がこれからまさに必要になると確信しています。

分りやすさにさらに磨きをかけます

当店では、鹿革の各柄を様々な色の組み合わせにて染め上げて各種製品をご提供していますが、先日ご注文いただいたお客様から、当店のホームページにそのことについて具体的な説明がないため気が付かなかった旨のご指摘をいただきました。

このご指摘は大変有り難いことで、早速に当ブログとも連携をとりながら、さらに分かりやすいホームページにして行くべく、作業に取り掛かっていきます。

考えれば、お客様それぞれの好みに合った鹿革の、色、柄の組み合わせはオーダーメイドにはなくてはならない要点かと思います。また、鹿革に限らず牛革も様々な色を提供しているので、これとて各色を使って名入れなどをした見本品を掲載していかないといけません。

今後は、上記の前提を踏まえた上で、各種新製品を開発してホームページに彩りを添えて充実をはかってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。もちろん、ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックと連携して、多くのお客様にお知らせしていきますので、乞うご期待下さい！

 

きのうは新潟、きょうは東京

てなわけで、１週間の新潟出張を終えてきのう東京へ帰ってきました。新潟市内の朝の気温は２℃～３℃ほどで東京とさほど変わりませんが、吹く風が少し冷たく感じられました。

到着して上野駅から外へ出たら、寒さがやわらいだように感じられるほどでした。寒さに縮こまらず、寒さに対して身構えると結構平気で過ごせるものです。もちろん、油断は禁物ですが。

そして今日からまた通常通り、工房での仕事の再開です。気が付けば、もう１月も１週間を残すばかりとなりました。大急ぎで、月末までに納品の品物の完成を目指さないといけません。締切り効果の有り難さで、俄然仕事のピッチも上がります。

ところで、先ほどから雨が降っていますが、今しがたから強くなって来ました。移動性の低気圧の影響で一時的に冬型の気圧配置が崩れたためでしょうか。春の兆しも感じられます。乾燥していた東京の空気には、このお湿りは有り難い限りです。風邪のウイルスも流れてきれいサッパリといきたいです。

けさの日本海は少々荒れ模様

けさは６時４０分にホテルを出発して、一路日本海を目指しました。「荒海や佐渡に横たう天の川」と芭蕉さんが詠んだほどの荒海ではないかも知れませんが、波消しブロックに当たる波の高さはかなりのものでした。風も強く、長い時間いるとかなり冷え込みそうなので、早々と引き上げました。さて、今日から後半の３日間、頑張りましょう！

部屋の乾燥には注意しています

朝宿泊先のテレビニュースで、東京の２０日間連続乾燥注意報と報じられています。見たところでは、皮膚への影響が大きいようですが、今回のように新潟出張時でビジネスホテルに宿泊する時、心がけているのは乾燥した部屋で睡眠時の喉への影響です。

喉（のど）をやられると、それが引き金となり風邪を引きやすくなるからです。１週間の滞在中風邪を引くのは体調を崩す１番の難敵です。

そこで、心がけているのは、すだれの田中会長から教わった「風呂場に水を張っておく」ことです。夜、入浴したあと、風呂のお湯をそのままにしておき、風呂場への戸を開け放しておくことです。

加湿器という手もあり、フロントで借りることも出来ますが、この古典的な方法が一番よさそうです。

ところで、昨日新潟三越「江戸職人技くらべ」は大雪の影響がまだ残っているせいか、賑わいがいまいちだったようです。さて、２日目はそれを挽回すべく頑張ります！

新潟出発に向けて、現在最後の準備中

１７日の朝９時にいつもの上野駅改札前に何人かの人たちと集合して、今回は自由席にて新潟へ行く予定を立てています。雪の影響がその時どうなるやら、未来のことなので皆目見当が付きませんが、人も、それから先に送った荷物も無事に着くのを祈るばかりです。このところ居座り続けている大寒波に早くさっさとお帰りいただきたいものです。

はてさて、昨日までは新春浅草歌舞伎、今日は新潟に荷物の発送、そして明日は注文の入っているめがねケースを仕上げして出荷、そしてその合間に職人展で実演がてら完成させて、お得意先へ新潟から発送しようと目論んだりと、あれもこれも、あれもこれも、とたいそう忙しくさせていただいています。

こんな頭がパニックになりそうな時に、たいそうお役に立つのがいらない紙を切って作ってあるメモ用紙です。思いついたら、メモりまくり、殴り書き、セロテープでそこらにベタベタ貼りまくりと、決してスマートなやり方ではありませんが、忘れるよりはずっとましです。

さーて、それでは第２７回　初春「江戸職人技くらべ」、たぶん雪の新潟からブログやツイッターなどのソーシャルメディアを駆使してお伝えしていきますので、乞うご期待下さい！

人間社会はバランスを取るように動く

タイトルは、袋物職人の思いつきの仮説です。一般論として、すべての分野に通じて利用出来るとは到底言えた段階ではありませんが、世の中の事象を見てきた経験による思いつきのようです。

例えば、分かりやすいところでミリタリーバランスがあります。ある国が急速に軍事力を増強し始めたとすると、その周辺諸国もそれとのバランスを取るように動き始めます。

もっと身近な例では、何かを頂いたら、必ず何らかのお返しをする習慣です。バランスを取る、というと何か失礼な言い方ですが、そうすることで、ギクシャクした状況が生まれるのを防いでくれます。

バランス、すなわち均衡を維持して行くように振舞うのが人間社会の重要な現象の１つに数え上げることが出来るのではないかと思った次第です。

そんなわけで、仮説を立てた以上、この考えをベースに様々に検証を心がけないといけません。目標を持つことで、今まで見えなかったことが見えてくるとはよく言われることです。

ところで、話は飛びますが、こんな疑問はどうでしょう？ガラパゴス携帯が日本を占領していますが、海外勢のスマートフォンに最近押され気味です。さて、今後、日本のメーカーはどのような戦略を立てて巻き返しを図るのでしょうか？

日本のスマートフォンの今年の目標台数は？

こちらは５，０００万台、そしてこちらは３，０００万台 どちらも韓国の大手企業のスマートフォン出荷台数の強気の予測です。もちろん、これは韓国国内向けだけの販売台数の予測ではなく世界が相手です。

では、日本製のスマートフォンというと、以前から少しはあったものの、本格的な製品はそろそろと始まったばかりです。

長い間、ガラパゴス携帯と言われる、ほぼ日本でしか売れない、なんでも付いていて豪華絢爛、その為に破格の機器に傾注しておりました。

エコロジーのはずなのに、自動車以上の年２回のモデルチェンジ。若い人は、新しいのが出ると欲しくなるから、それにつけこんでさらに買え、買え、とのお誘いです。

そんなことしていたら、いつの間にか冒頭にあるように、お隣りの韓国に大きく水をあけられてしまいました。

ですが、これからは反転攻勢、巻き返しに出ないといけません。今や、スマートフォンやタブレットタイプのPCがなくては語れない世の中になりつつあります。

是非とも、日本のメーカーもスマートフォン出荷台数５，０００万台が目標と宣言出来るようになってもらいたいものです。

寒いのは早く終わってほしいのですが

現在の気温を見ると、２０時現在東京の気温は４．４度と冷蔵庫の中より冷え冷えとしています。なんとなく、今が一番寒く、これを過ぎると暖かさが戻り、春の訪れが早く来そうな気がしますが、いかがでしょう？

ところで、「真冬」というのはどうやら１月の下旬を指して言うようですが、東京に関して、昨年の１月の気温の推移を見てみるとそうでもなかったことが分かります。

なんと、１月２１日の最高気温１８度を筆頭に下旬はかなり暖かい日ばかりだったのです。昨年と同じということはないかも知れませんが、そういう傾向があるのだと仮定すれば、この寒波を少し我慢すれば、ポカポカ陽気に恵まれるやも知れません。

よく「寒さでは風邪をひかない」と聞きます。確かに原因はウィルスなのでそれも１理ありますが、冷えれば体の抵抗力が落ちるせいでしょう、風邪をひきやすくなります。やはり、暖かくしておくに越したことはありません。

昨年、大騒ぎしたわりには、今年は騒がない新型インフルエンザが流行しているようです。手洗い、うがいの励行と冷えに用心して風邪を予防しましょう！