浅草鳥越の袋物職人の通信局

師走のスタート、東京は雨で冷え込みそうです

１１月の終わりとは思えないような暖かさの東京でしたが、明日の師走の入りから雨模様も手伝いかなり冷え込みそうです。最高気温も８℃の予想ですから、冬の気温です。急激な気温の変化には十分な注意が必要です。掛ける布団も１枚多めくらいが丁度良さそうです。

一説では、お坊さんも走ると言われるほど気ぜわしいさ最中に、風邪っぴきとなっては大変なので、ここはひとつ手洗い、うがいを励行して、暖かくして布団で休むのが一番のようです。

そういえば、ツイッターでもお知らせしましたが、明日からセブンイレブンなどで無料の無線LAN（Wi-Fi）が使えるようになるそうです。ちょっと、寒い雨の中になりそうなので出鼻をくじかれそうですが、無線LAN接続でスマートフォンを利用してみたいと思います。

たぶん、お店の前でもつながるはずですから、もしかしたら、セブンイレブン前はコンビニのお客さんではなくて、無線ネット接続の人の溜まり場になるかも知れません。

「セブンイレブンの前に人だかりが！あれはなんですかねー？」と言われるほど集まるかも？

 

やはり基本はコミュニケーション

よく引き合いに出される大昔の通信手段の「のろし」に始まって発展してきたコミュニケーションの方法も、今ではインターネットを利用したソーシャルネットワークに到達し、さらに発展中です。

ニュースで知るところの、若い人達が一日でやり取りするメールやメッセージの数の多さには圧倒されますが、人間は基本的に人とつながりを持ちたいという欲求の表れでしょうから、デジタルツールの発達した現代としては自然のものと見るのが妥当でしょう。

そうした、人とのつながりの大切さを、インターネット革命の時代にいち早く見いだした、ソーシャルメディアの創業者の人たちの先見性には感服させられます。

一方で、インターネットの黎明期、電話回線でネットに接続していたころでは、やりとりに時間のかかっていた画像や動画も、今では高速回線のおかげでスムーズにやり取り出来るようになったのもコミュニケーション活発化の支援になっています。

ところで、こうしたソーシャルメディアの興隆をみると、人々の、その基本的で素晴らしい欲求は、「つながりを大切にすること」なんだとあらためて思いました。

今さらこんな事に気が付くとは、遅まきながらですが、インターネットやソーシャルメディアの登場以前から大切な事柄を、ソーシャルメディアの興隆でより一層深く気付かされたわけです。

「基本はコミュニケーション」とは、何もデジタル、インターネット、ソーシャルメディアに限りません。人と人とをつなげるコミュニケーションの技はアナログでもたくさんありそうですし、逆にアナログ方式の方が、より大切になるかも知れません。例えば、こうしたメッセージカードを添えるのもその１つかと思います。

繰り返しになりますが、デジタル、アナログに限らず、コミュニケーションの技の数々の腕を磨くことは、人間関係を円滑にして、楽しく、豊かな社会を築く礎になるはずです。

さて、技の練磨に取り掛からないといけません。

「まめにメモ出来る」メモ機能付きカード入れにメッセージカードを入れてみました

藤井袋物作品集でご紹介しました製品に少々グッズを付け加え、さらにメッセージカードを入れてプレゼントに差し上げられるように考えました。メッセージカードは、ほんの一例ですし、市販のものに手書きで書かれたらもっと味のあるものになり、コミュニケーション・ツールとして最適なものになるでしょう。いずれは、メッセージカードも種類を増やしてご紹介いたしますので、ご期待下さい。

藤井袋物オリジナル牛革B６サイズノートカバーの第１号完成です

以前に構想を発表させていただいていた革のカバーができましたのでご紹介致します。

市販のB6サイズのノートが最大で３～４冊収納できる牛革製のカバーを造ってみました。

表紙を開けた左側と中央背中の部分の２ヶ所にペンホルダーを設けました。また背中の上部と中央にハトメ穴を設けて、上部からは栞（しおり）になる紐が通せるようにし、中央のそれはゴムバンドを出し、表紙を固定できるようにしてあります。

内側の両サイドにはポケットを付けて、参考に市販のインデックス付箋（グリーンのもの）を装着してみました。こういうものを付けると機能も増えてお役立ちツールになります。

さらに、背表紙を見ていただくと、ほんの少し顔を出しているのでお分かりのように、替えノートを入れられるポケットが付いています。このノートを含めて最大で３～４冊のB6ノートが入り、目的別や項目別にノートをお持ちいただくことができます。

なお、この製品は注文生産とさせていただきますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。必要でないものや、付け加えたいものなどありましたら、その都度ご相談させていただきます。

革の手帳カバーが造りたくなり、現在構想中です

藤井袋物作品集で、ペンホルダー付きの通帳入れをご紹介しました。その中で、お客様がお持ちの手帳をそのポーチに入れるところを見てから、それに関連して、以前にも試作したことがある革の手帳カバーをまた造ってみたくなりました。

かれこれ、２０年くらい前になりましょうか、自分で文房具屋さんへ行って、適当な小さめな、一枚ずつはぎ取れる無地の白いノートパッド、そして問屋さんへ行って短めのペンを買ってきて、それを組み合わせて何本か造ったことがありました。

大きさが小さかったせいか、それとも使い勝ってが悪かったせいかあまりぱっとせず、結局隅の方へ追いやられてしまったようです。

かくいう袋物職人も、紺屋の白袴ではありませんが、革の手帳などという大それたものをもつ習慣がなく、使い勝っての工夫などはお使いになっている方にはかないません。

従いまして、お使いになっている方のご要望などをお聞きしながら、既製のもの、もしくはオーダーメイドのものをこしらえていけたらなーと、思っております。

また、今ではその昔と違い、名入れやイニシャルをお入れしたり、鹿革の印伝でこしらえたりすることも可能です。

さて、そうなりますと、プロトタイプ（試作品）を造っていったんお披露目しないといけません。ここ何日間かの仕事を済ませてからそれに取り掛かりたいと思っております。

創造性は物事を結びつけて考えることである

タイトルはもちろん袋物職人の名言ではなく、The innovator's DNA という本の中に引用されている、故スティーブ・ジョブズ氏の名言、Creativity is connecting things. を袋物職人が辞書を引き引き訳したものです。

Thing という単語を辞書（ロングマン英和辞典）で引きますと、「事実、情報を指してこと」「出来事、状況などを指してこと」「考え、気持ちなどを指してこと」などなどと具体的な物よりもことの方に重点があるようですが、複数形のThings になると「生活、仕事、景気など全般的な状況、物事」であるとか、「持ち物」「用品、用具」などのように物も表すことにもなるようです。

そこで個人的にこのように考えてみました。タイトルの中の「物事」を「物」と「こと」に分けて、それを組み合わせ、結びつけて考えるのが創造性であると述べているのではないでしょうか。

例えば、「物」と「物」の組み合わせ、「こと」と「こと」の組みわせ、「物」と「こと」の組み合わせ、さらには、それぞれの複数同士の複雑な組み合わせもありかも知れません。

具体的にあげるとすれば、物である製品に、物語性を加えて説明すれば単に製品だけを説明するよりはるかに表現が豊かになります。これなどはまさに「物」と「こと」の組み合わせによる創造性ではないでしょうか。

Creativity is connecting things.  なんとも素晴らしい名言です。

 

 

 

Googleリーダーがさらに便利になりました

今日から１１月がスタートしました。東京ではここしばらく暖かいそうで、浅草の風物詩であるお酉様も近年まれに見る「暖かい酉の市」になりそうです。

きのうもお伝えいたしましたが、今日から前半の３日間、国立博物館の催しで実演を披露しており先ほど工房の方へ戻って来ました。明日の実演を引き続き行うため、持ち帰った材料の縫製を済ませてから、パソコンを立ち上げるとちょっといいニュースが入っていました。

それは、Googleリーダーが装いも新たになり、なおかつGoogleリーダーに登録してあるニュースやブログなどをGoogle＋に共有出来るようになっていたからです。

今までは、ニュースサイトなどにGoogle＋１がないと、いちいちリンクを貼る必要がありましたが、これならGoogleリーダーに登録出来るサイトならどこでも簡単にGoogle＋で共有出来るようになりました。なかなかこれは便利ですし、パワーアップ間違いないでしょう。

ツイッター、フェイスブック、そしてGoogle＋など、ますますソーシャルメディアが楽しくなりそうです。