浅草鳥越の袋物職人の通信局

これ読んでます

別にシナリオライターを目指すわけではありませんが、どこだかでおすすめと知ったので買って読み始めています。

いつも読んでいるジャンルでないものとの思いも手伝って読んでいるのですが、うわさにたがわず素晴らしい本です。

著者の新井一氏は故人ですが、多くのお弟子さんを世に送り出したシナリオライターの大家でもあります。この本もシナリオのバイブルと称される優れた作品です。

実際、この本に従い実際のシナリオ作りに精をだせばそれなりの結果はついてきそうです。また、この本から作家の人の奮闘ぶりも想像出来て、作品が出来るまでの舞台裏やタネ明かしも学べそうでたいへんためになりそうです。

自分の仕事とか興味とはあまり関係なさそうなジャンルですが、こういう知識欲もまた必要だなとつくづく思います。

カスタマイズ、おすすめの一冊

アマゾンで探している最中に目にとまり、面白そうだったので買ってみました。自らもカスタマイズ、オーダーメイドで袋物を造っているのでいっそう興味がわきました。

読み始めてまだ3分の1程度ですが、たいへん参考になり示唆が得られそうな良書です。

以前、アルビン・トフラーが消費者が生産過程の一部に関与する生産消費者という概念を唱えていましたが、まさにその考えの通り、消費者がデザインなどの生産過程の一部に参画して自分好みの素敵な製品を創りあげる時代の到来のようです。(トフラーの考えは幅広く、例えばスーパーのセルフレジなんかも生産消費者と言ってます)

このように、これからのものづくりに対する考え方が根底から変化して、消費者がものづくりに参画して自分好みをつくってもらう、そんな製造業のあり方が必須になってきそうです。

そうなれば、当然つくり手の方もそれに対応した体制を整える必要があります。そんなこともこの本は十分に示唆を与えてくれそうです。