ほぼ間違いなく地球温暖化の影響で、将来、ワインの産地が変わるかも知れません。そんなことを、こちらのハフィントン・ポスト日本版の記事で知りました。
どうやら、気候変動による気温上昇で、ぶどうが早く甘くなり、それに反して酸味が減少するようです。
ワイン造りに関しては全くの素人なのでわかりませんが、きっと味を追求するデリケートなワイン造りにとっては、この糖度と酸味のかねあいが微妙な味の変化となって現れてくるのでしょうか。
冒頭でふれました産地が変わる件で、こちらの記事でも面白い記述があります。記事のはじめにこんなことが書いてあります。(つたない訳でなおかつざっとですが)
「50年前、イギリスのワインというと国民的ジョークでした。イギリスでは2000年前ローマからワインが輸入されて以来生産が行われてきましたが、17世紀に入ると生産が減少し始めました。理由は気温が低く生産に適さないからです。そうして第一次世界大戦後にワイン生産は完全に消えてなくなりました。
ところが、気候が変わったのです。1961年から2006年の間に南イングランドの気温が平均で華氏で3℃上昇したのです。イギリスのワインが戻って来たのです。
今では、およそ400のぶどう園があり、スパークリングワインでは国際競争でライバルフランスを打ち負かしています。」
まあこんなところですが、はてさて、地球温暖化で国民的ジョークだったイギリスのワインが台頭してきました。これと同じことが日本でも起きるとすると、山梨県とワインで競い合う県が出てくるかも知れません。
ですが、気がかりなことがあります。これと同じようなことや影響が、他の作物や動物、自然環境で起きていることです。それがちょっと怖いんですよね。
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