日本一地価の高いところで有名なのは、銀座の鳩居堂前です。路線価の発表で必ず出てくるので、よく知られています。
なぜ地価がそんなに高いのかと聞かれれば、そこで物を売ればたくさん売れるからです。場所的有名さとか、それ以外の理由も少しはあるでしょうが、とにかく人がたくさん集まります。まさか、あの場所が気に入って住まいを建てようと考える人はまずいないでしょう。
ところで、最近は少しずつ様子が違ってきているように思います。それは、言わずと知れたインターネットを利用した社会が浸透し始めているからです。タイトルの「サイバー社会」のサイバーは、コンピューターネットワーク上の情報空間です。cyber=cyberspace(ランダムハウス英語辞典より)
そして、極論すればこの空間の土地は、少し努力すれば誰にでも手に入れられます。その上、更なる努力次第で銀座の一等地に引けを取らないほどになるかも知れません。
インターネット社会が進んでいる、アメリカの事情を見ればそのことが一目瞭然です。場所と距離的なものはあまり関係がありません。
日本の国内もこれと同じことが進行中です。幸いにして、宅配便などの流通システムもたいへん充実しています。どこの地域の産品でも、大好評になる可能性を秘めたサイバー社会の今後はやはり注目しすぎてもしすぎることはありません。
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