エタノール混合ガソリンが最近話題になっています。3%とか10%の混合比率があるようです。化石燃料の原油から取れるガソリンと違い、作り出すことが出来るので、理屈から言えばいくらでも生産可能です。
主な原料としては、サトウキビです。サトウキビは植物のため、生育最中に光合成で二酸化炭素を取り込むため、燃料として燃やされたときに排出される二酸化炭素はプラスマイナス0の考え方で、排出量としてカウントされないそうです。
3%くらい混ぜても大した事なさそうですが、そうでもありません。日本のガソリンの年間消費量は6000万キロリットルといわれています。これの3%は180万キロリットルすなわち18億リットルです。現在のガソリンの価格を仮に、120円とすると、120×18=2,160、これに億をつけて、しめて2,160億円です。エタノールを作る生産コストは結構かかるようですが、単純にこの金額のガソリンを買わずに済むようになります。
エタノールは、ゴムやプラスティックなどを腐食させてしまうようで、混合率をあまり上げられないようですが、いずれ技術革新が起きて解決されてしまうでしょう。
地球の温暖化をこれ以上進めないための取り組みが、あちらこちらで起きています。地球に住めなくなったら大ごとです。
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