先日買ってきた佐々木俊尚さんの「キュレーションの時代」を読み終えました。なるほど、成毛さんのお勧めするだけあって、力作であることが分かりました。
その昔、経営学を少しかじったことがありましたが、その中に「市場細分化戦略」なるものがありました。文字通り、市場(消費者といってもいいかも知れません)を、その属性によって細かく分けてそのニーズに合う、商品またはサービスを提供していく戦略です。
「キュレーションの時代」がその「市場細分化戦略」の発展型かどうかは、一概には言えません。ですが、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル・ネットワークが急速に進化しているのに合わせて、市場細分化戦略もそれを利用して高度に進化していけるのではないかと思います。
大きな集団を相手方にしていた、マスメディアから、小集団を相手方、さらには個を相手方にする新しい、革新的なメディアであるインターネットへと時代は大きくシフトしています。
そんな中で、その未来の様子はどんなものになるのかを教えてくれる指南書としても「キュレーションの時代」は役立ちそうです。もう一度、線を引きながら熟読してみたいと思います。
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