中東の国々で起きている民主化運動が世界中を揺り動かしています。これに伴い、原油価格が急騰し始めており、中東諸国に石油依存度が高い日本は直接的に影響を受けるのは必至の情勢となってきました。
これは仮定の話しですが、もしこれが鎖国していた江戸時代の日本だったなら、遠い中東で起きている出来事など、まるで眼中になかったでしょうし、ほとんど影響も受けなかったでしょう。
それが今では、地球のあらゆる所が、なんらかのつながりをもち、お互いに影響しあっている世の中ですから、物事を地球的な視野で常に考える必要があるのです。
例えば、家庭で使うガスも外国からの天然ガスに依存していますし、石油ストーブに入れる灯油も、ほぼ間違いなく中東からのものに依存しているはずです。さらには、資源エネルギーに限らず、食べ物でも外国産に多く依存しているのは周知の事実です。
こと日本に関して言えば、四方を海に囲まれ、大陸からの文化の影響を受けてきたとは言うものの、2000年以上の長きに渡り独自の文化を築きあげてきたと言えます。
その甲斐?あってか、よく言われるように国際的な感覚が少々苦手とも指摘されて来ています。いわゆる、これは日本人の弱点でもあります。
弱点があれば、それを克服していくことがこれからさらに大切なことになります。世界と日本はどのように繋がっているのか、もしくは、世界の国々はどのように関係し合っているのかなどの考察が重要な課題ではないでしょうか。
鎖国している日本ではありません。携帯電話で、助けを求める電子メールをニュージーランドから送れる、有り難い時代なのです。
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