手近にある牛革で文庫本サイズの市販ノートが入るカバーを試作してみました。試作に利用した牛革はヌバックで、コバは切り目仕立てとしたので、柔らかくこうした革カバーには不向きな材料です。(自分用の試作品なのでこれで十分です。)
革には、タンニンなめし、クロームなめし、とあり、その配合により仕上がりの革の味がそれぞれ違ってくるものです。タンニンなめしだと、硬くつっぱった仕上がりなのでこうしたカバーには最適の材料のようです。自分で試用してみて、改良点、改善点を確認していきつつ、本生産ではタンニンなめし(渋なめし)のヌメ革にて荒裁ちから本裁ちを行う切り目製作技法により行う予定でおります。
また、下の写真のように、背面に2冊目のノートが入れられるポケットを設けました。表紙を留めるとじゴムやカードポケットなどは装備しておりませんが、ご要望次第でお付けすることも出来ます。まずはシンプル仕様を使ってみることにいたします。
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