浅草鳥越の袋物職人の通信局

さて、今度は新潟三越へ出かけます

１０日を初日に、今日１４日までの新春浅草歌舞伎の江戸職人展での実演も無事終了し、明日からその会場は、ヤスリ職人の深澤さん、看板彫刻の坂井さんにバトンタッチです。

そして先ほど、１６日に飾り付けを行い、翌１７日から２２日までの６日間開催される恒例の新潟三越　第２８回「江戸職人技くらべ」の会場に荷物を転送すべく、福山通運さんに浅草公会堂への集荷を依頼しました。

「午後５時３０分に浅草公会堂の１階ロビーで待ちます」と、電話で集荷受け付けの人にお願いしました。当然のことながら、そこは忙しい運送屋さんのこと、指定された時間通りには無理とのことでしたが、午後６時ちょうどくらいには来てもらえたのでたいそう助かりました。３０分の待ち時間なら、十分満足な範囲内です。

ですが、ちょっと気がかりなのは新潟の雪です。ニュースを聞くとかなりの大雪のようなので遅れずに無事荷物が到着するかどうか心配です。ですが、ここはもう運送屋さんに任せるしかありません。よーく考えると、雪深く、コンディションの悪い中、遠くまで荷物を運んでくれる運送屋さんにあらためて感謝する次第です。

ホームページに新着情報コーナーを設けました

当店のホームページに旬の情報をお届けする「当店新製品のご紹介と新着情報です」のコーナーを新登場させました。

なにやら、英米のニュースサイトで見かける Breaking news （ニュース速報とでも訳せばいいのでしょうか）とまでは行きませんが、そのあたりからのヒントで思い浮かんだのかも知れません。

ブログやツイッターやフェイスブックやGoogle＋などで発表した旬な情報を、適宜このコーナーに掲載すれば、ホームページが常に新鮮な雰囲気でいられそうです。

そしてまた、こうすることで、ホームページを訪れていただいた方に、いつも変わらないという失望感を与えてしまわない点と、常に新鮮な情報に気がついていただけるという利点があるかと思います。

さらには、こうすることで、「常に新鮮な情報を提供しなくては」というこちら側のモチベーション（動機づけ）にもつながり一挙両得の気がいたします。

さて、それでは明日からもフレッシュは情報を発信出来ますよう精進してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

明日からの新春浅草歌舞伎にこれも展示してみます

さて、明日１０日から１４日までの５日間は、浅草公会堂で行われている新春浅草歌舞伎での併設催事「江戸職人展」に出展です。先ごろ発表させていただいたジョッターも、例のチラシとともに展示しますが、さらにそれに加えてこちらの製品も展示いたします。

漢字一文字に願いを込めて、合財袋と手提げ袋の中心にその刺繍文字を赤い糸でアレンジしてみました。

話題の「絆」を、縁があると言われるのにあやかりまして赤い糸で結び、大きく羽ばたくよう願いを込めまして「翔」という文字をこれまた赤い糸で表現しました。漢字は選定次第で、それのみでいいデザインとなります。やはり、深みのあるものだとつくづく感じます。もちろんこちら、お名前の一文字をとってお入れになるのもいいかと思います。

それでは、あしたから５日間頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。

新製品ジョッターのチラシを作りました

昨年の暮に新製品として開発したジョッターを、新発売としてこのチラシとともにお正月三が日の江戸下町伝統工芸館の実演で展示販売いたしました。（ホームページにはこれからお披露目いたします）

そうしましたところ、大変有り難いことに本日の朝、当日訪れていただいたお客様でこのチラシをお持ちいただいた方からお問い合わせ、ご注文いただきました。なんともうれしく、朝から感激でした。さっそく精魂込めてお造りし発送させていただきます。ありがとうございます。

今年はブランドの研究をテーマにしてみます

「一年の計は元旦にあり」との格言に従い、元旦からいくつかのツイートでも述べたように、今年はブランドに凝ってみたいと思います。と言っても、そもそも手の届かない高級ブランド品に興味を示すのではなくて、高級ブランドに限らずすべてのブランドの成り立ちについて研究してみたくなった次第です。なので、先ほどブランドに関する本ならなんでもと思い立ち、台東区中央図書館でとりあえず（著者には失礼ですが）この本を借りてきました。

作家の立花隆さんは、何か専門の人に取材に行くときは、事前に数多くのそれに関連する書籍を読みまくるそうです。そうした、立花隆さんの足元にも及ぶわけはありませんが、こちらもそれなりに見習わせていただき、様々な角度からブランドについて眺めてみたいと思います。

さて、この本冒頭を少し読みましたが、高級ブランドが産声をあげた時代にさかのぼりお話が始まりました。なかなか面白そうです。そして、タイトルのように、それがどうして堕落していくのか興味をそそられます。それでは、少しずつ先へ読み進んでいくことにいたします。

さて、明日から全国的に仕事始めです

昨年の大晦日から今日までの４日間の、江戸下町伝統工芸館での実演も無事終了いたしました。賑わう浅草に居るのに、ついに浅草寺や浅草神社には行かずじまい。ですが、１０日から１４日まで、今度は浅草公会堂の新春浅草歌舞伎の職人展に出展するので、その時ゆっくりと初詣をしたいと思っています。

ところで、元旦早々からの強めの揺れにはびっくりしましたが、大事に至らずひと安心です。なんでも、震源は鳥島あたりで、深さが３７０キロとか。遠くて深い割にはかなりの揺れでしたから規模はかなりのものだったに違いありません。でも、それにしてもよく揺れる日本列島です。

さて、明日から仕事始めのところが多いと思いますが、たいていの場合顔合わせと年始廻りと相場が決まっています。都内の道は「年始渋滞」で混雑が予想されますので、くれぐれも新年早々の交通事故にはお気を付け下さい。

それでは平成２４年２０１２年辰年は飛龍の年として頑張りましょう！！

皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。

今日、大晦日を皮切りに平成２４年１月１日から３日まで、浅草はひさご通り商店街の「江戸下町伝統工芸館」ギャラリー匠にて、午前１１時から午後５時まで、袋物職人が製作実演を行なっております。

本日３１日、暮れのお忙しい中、ご来店いただいたお客様には感謝申し上げます。皆様、きっと年越しの準備などで忙しく、ゆっくり実演を見ている時間をさくのは、はなはだたいへんな事かと推察したします。

さて、振り返れば、平成２３年２０１１年の初頭は景気回復の機運が高まっていたのですが、東日本大震災という未曾有の大災害に見舞われ数多くの尊い人命が奪われた上に、それに続く原子力発電所の大事故により、今だ放射能の恐怖に多くの方々がさらされています。

このため、平成２３年２０１１年はまさに国難ともいうべき悪い年でした。ですが、その平成２３年２０１１年ももうすぐ終わり、新しい年平成２４年２０１２年へと切り替わります。

「げんなおし」という言葉がありますが、これは「縁起直し」と同じ意味だそうです。是非とも、新しい年、平成２４年２０１２年辰年が、龍のごとく舞い上がる「げんなおし」の年であることをお祈りしつつ、本年最後のブログとさせていただきます。

それでは、皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。

スマートフォンとスマート手帳が最強の組み合わせ

先日お知らせの文庫本サイズの牛革製ノートカバーを現在試用中ですが、その続編を今後シリーズ化して試用状況や改善点などを書いていきたいと思います。（さて、それでは書くにあたって、今日こちらのブログでご紹介の「なたもだ」を利用してみます。）

なぜなら、現在大人気のスマートフォンに代表されるデジタルグッズ全盛な時こそ、アナログの手帳が今後ますます大切になっていくと密かに確信しているからです。

たとえば、皆さんもよくご存知の身近な例をあげると「電卓病」があります。電卓病とは勝手にこしらえた造語ですが、要は電卓なしでは計算ができない、あるいは、できるのだけれど電卓があれば手早く計算の答えが出るのでついつい頼りにしてしまうことです。そしてこの結果、以前は暗算や筆算が得意だった人もその能力が落ちてしまっている状態と言えばいいでしょうか。

だからと言って、電卓が悪いわけではなく、便利極まりないものであり、片時も離せない存在なのです。要は、かたわらでアナログの手計算も必要ではと思うのです。

そして、これと同じ理屈が超便利なスマートフォンにも、そのまま当てはまるのではないかと思ったのが今日のブログを書く動機づけにもなりました。

もしも、電卓病と同じ症状がスマートフォン病として現れたらどうでしょう？おそらく、アナログでやっていたことをすべてスマートフォンやクラウドへ持って行き、オンリー・スマフォの状態になってしまうのではないでしょうか。

携帯電話の電話帳はたいへん便利ですが、その反面携帯電話を失くした時や、壊した時、さらには、電池切れでもお手上げ状態になることを、経験されている方も多いのではないでしょうか。その場合は、アナログのバックアップがあれば安心です。

だから、冒頭のタイトルにも掲げましたように、「スマートフォンとスマート手帳が最強の組み合わせ」にこれからなって行くと思うのです。

最近の、手帳のカスタマイズが盛んなのも、こうしたことに皆さんうすうす気が付いているからではないでしょうか？重症のスマートフォン病にならないためにも・・・

追記：先ほど書店でこちらの本を買って来ました。そうしたら、こんな発見につながりました。読み始めたばかりですが、たいへん勉強になりそうな本です。

 

牛革製文庫本サイズノートカバーを試作してみました。

手近にある牛革で文庫本サイズの市販ノートが入るカバーを試作してみました。試作に利用した牛革はヌバックで、コバは切り目仕立てとしたので、柔らかくこうした革カバーには不向きな材料です。（自分用の試作品なのでこれで十分です。）

革には、タンニンなめし、クロームなめし、とあり、その配合により仕上がりの革の味がそれぞれ違ってくるものです。タンニンなめしだと、硬くつっぱった仕上がりなのでこうしたカバーには最適の材料のようです。自分で試用してみて、改良点、改善点を確認していきつつ、本生産ではタンニンなめし（渋なめし）のヌメ革にて荒裁ちから本裁ちを行う切り目製作技法により行う予定でおります。

また、下の写真のように、背面に２冊目のノートが入れられるポケットを設けました。表紙を留めるとじゴムやカードポケットなどは装備しておりませんが、ご要望次第でお付けすることも出来ます。まずはシンプル仕様を使ってみることにいたします。

革のしおりで心が伝わるお手伝いをさせて下さい

試しに名言を入れて牛革のしおりを造ってみました。しおりの紐は少々長めにして、読書中に気になったページに紐を振り分けられるようにしてあります。お好きな長さに調節してお使いいただければと思います。

これらには、名言を入れてありますが、このしおりにはアイデア次第でお祝いのメッセージなどを入れて、グリーティング・カードの代わりにもお使いただけます。商品に添えてお渡ししてもよろしいですし、単体でも、もちろんいただいて嬉しい心が伝わるギフトです。

例えば、表に名言やら格言など、裏にはお祝いのメッセージなどはどうでしょうか？表に「晴耕雨読」と大きめに、裏には「新入学おめでとう！」などの組み合わせも良さそうです。

また、この革には油性などのボールペンで文字などを書き入れることができます。一言添えるだけでさらに心がこもります。

そのようなわけで、これから定形のメッセージなどを何種類か考えてご提案していきますのでご期待下さい。