浅草鳥越の袋物職人の通信局

思わぬ伏兵

　鹿児島で、乗員乗客合わせて１１４人を乗せた高速船がクジラらしき海洋生物と衝突して大勢の方がケガされ、たいへんな目にあいました。これは、なかなか怖い事故です。今まで水中翼船のような船に何回か乗ったことがありますが、そのときこういうことが起きるとはまったく想像だにしなかったです。

　時速８０キロの速さが売り物の高速船もこういう経験をしてしまっては、今後速度を上げるのが怖くなってしまいそうです。博多ー釜山間の船も最近クジラらしきものとの衝突があったとか。船の航路は決まっていますが、クジラの航路は決まってません。クジラのほうがルール違反ですが、これは文句のつけようがありません。自然界に対しては、人間が知恵をしぼって折り合いをつけていくしかないです。

　思わぬ伏兵はクジラだけではありません。そのほかの伏兵にも注意が必要です。現在「全国春の交通安全運動」実施中です。まず、左右の安全確認が大切です。

　

　

　

ニューヨークタイムズのサイト

　ニューヨークタイムズのサイトが４月からリニューアルされました。活字のスタイルや記事の配置が変ったので、いっそう新聞の紙面そのものに近づいたようです。ＰＣの全画面表示で見ますと、まさに新聞紙面を広げて見ているようです。なかなか、一枚も二枚も他よりうわてのようです。

　紙の新聞も、状況やら利用の仕方でたいへん便利なメディアですが、ネットニュースの発達で購読部数が落ちているのは事実です。どのくらい落ちているかはわかりませんが、うち一件ぶんは確実に落ちています。

　たぶん、ニューヨークタイムズさんはそのへんの事情をよく知っていて、インターネット版のほうにも力を入れているのが、サイトの充実から読み取れます。音声、画像、動画などのマルチメディアのよさを駆使して、まさに電子新聞の様相を呈してきています。

　日本のニュースサイトも、新聞紙面のようにすれば面白いかもしれませんが、いきなり縦書きでは面食らいそうですね。

グーグルアラート

　４月ももう７日目となりましたが、きのう、今日とまだ寒さが残っています。もうそろそろ寒いのは勘弁してほしいです。

　最近、グーグルのサービスの「グーグルアラート」を使ってみてます。これがすぐれものでなかなか便利です。キーワードを登録しておくと、それに関するニュースがメールによって知らされます。キーワードはいくつも登録しておくことが出来ます。（グーグルのホームページのmoreから入って登録できます）

　今、「地球温暖化」と「ワンセグ携帯」を登録しています。「地球温暖化」できょうメールが来ましたが、二つ来た記事のうちひとつは北海道新聞のインターネット版でした。

　内容は、稚内市で観測された流氷の面積が今冬は過去最小になりそうというものでした。ふだんまずお目にかからない北海道新聞の電子版を、「地球温暖化」というキーワードを介して知らされたわけですから、ある一種新鮮な感動です。

　「耐震偽装問題」、「偽メール問題」、「イラク情勢」、「イラン核開発」、「環境汚染」などなど、興味があるものを登録して、追いかけることができるこの便利なサービス、使わない手はないですね。探せば宝の箱が方々にあるのが今のインターネットの世界です。

巾着袋

　巾着について調べてみました。まず「巾」という文字ですが、これは布切れの意味で、みすじに垂れ下がった布切れを描いた象形文字からだそうです。それと「着」は、きる、つける、つけて離さない、つく、くっつく、ついて離れないなどの意味だそうです。（いずれも学研　漢字源より）

　そこで、「巾着」は身につけて離さない布切れという意味だと考えられそうです。財布という言葉があります。これは財物を入れる布で作った袋物です。そうしますと、「巾着」も「財布」も同じ意味ではないかと考えられそうです。（店主仮説）

　仮説を立証するには、証拠を集めなくてはなりません。

　ひとつに、巾着きりという言葉があります。これはスリのことです。巾着きりのきりはどういう状態を言うのか定かではないですが、まさか提げている巾着袋を切り取ったり、奪ったりする様子ではなさそうです。スリは、持っている財布を分からないように盗むという、テクニックが売り物です。（失礼）ですから、巾着は懐に入れて持つ袋物という意味ではと考えられそうです。

　さらに、「巾着袋」と袋がつきますと、よくご存知の口を紐でくくって提げて持つ袋物になります。イメージ的にはこのきゅっと紐でしめるのが巾着袋でしょうか。当店でおすすめの合財袋（合切袋　がっさいぶくろ）はこのお仲間に入ります。

　ちょっと証拠不十分のようです。これで、裁判所で公判を維持できるでしょうか。（当然冗談です）

　以上で、文字の組み合わせから「巾着」について考えてみました。物事は１００％正しいということはなかなかないようです。正しいと考えられていたことも、時代とともに変ります。だいたいこんなところでよろしいでしょうか。

　こういうブログもおもしろいですね。今日は頭の体操になりました。毎日一粒ブログ錠。飲んでますか！

　

　

　

全世界ネット情報集約

　寝心地のよい朝でした。あいにくの空模様で、肌寒い一日でした。

　タイトルは、文部科学省が進める、インターネットを「知識の宝庫」として活用できるようにするプロジェクトだそうです。（未来プロジェクトが動く　日経産業新聞より）

　全世界ネット情報集約プロジェクトは検索にとどまらず、様々なサイトの情報を集約して解析をするんだそうです。

　ある物事に対する、情報や意見を瞬時に集めて、その全体像を浮かび上がらせる過程とでも言うんでしょうか。インターネットに接続された個々のＰＣ端末を、人間の脳細胞の一つ一つ（ニューロン）に見立てれば、世界は大脳になりそうです。それも相当、頭がよさそうです。ＰＣ端末を操作しているのは人間ですから。これはすごいことになりそうです。

マンション建設ラッシュ

　浅草小島町界隈は、最近マンションの建設ラッシュです。ついこのあいだも、今までコインパーキングだったところが空き地となり、建設予定地となりました。一つの町会の、ワンブロックかツーブロックに４つも５つものマンション用空き地です。

　約一年くらいで完成するわけですから、そのころはマンションが林立することになりそうです。街並みもいっそうのビル風景が進みそうです。

　人情味あふれていた下町台東区も大きく変貌をとげようとしています。長短両方あるんでしょうが、時代の流れを感じます。出来れば、よく変わって行って欲しいです。

桜吹雪

　ここのところ、風の強い日が多いようです。それも、突風が時折混ざるかなりの風です。例年に比べて、今年の春は強風が多いような気がします。あちこちで、自転車、看板、植木などが倒れていました。散り際の桜に追い討ちをかけるように、こちらもまたあちらこちらで金さんの桜吹雪でした。「散らせるもんなら、散らせてみな」・・・でも散っていました。

　ところで話は変りますが、なんでも６月から駐車違反取締りの民間委託がスタートします。駐車違反の監視員がデジカメで撮影して通報する方法のようですが、ほんの数分車から離れれば即取り締まりのようです。４月末以降に、取り締まる路線などを事前に公表するそうですが、今までの年間取締り件数１６０万件の倍増を見込んでいるそうですから厳しさが想像できます。

　街じゅう１００円パーキングになりそうです。経済で重要なのは、需要と供給のバランスです。もしかして、値上げして２００円パーキングの登場でしょうか。

カードで創造力

　梅棹忠夫さんの「知的生産の技術」を読みました。以前も読んだ記憶がありましたが、ある本がきっかけでまた読んでみました。そのなかのカードを使っての知識の整理を見習って実行してみる気になりました。

　カードは大きさ１２．８ｃｍ×１８．２ｃｍのしっかりした紙で、それに収集した知識なり、情報なりをその都度書き込むんだそうです。それも各カードに一項目ずつが原則だそうです。タイトルと日付けも必ず記すそうです。

　いろいろに、たまったカードを後で任意に分類したり、並べ替えたりするうちに新たな創造を発見できたりするそうです。

　以前から、メモる事を結構まめにしていたので、今度はこれをもっと本格的に整理するようにしていきたいと思います。読み、書き、そろばんが、ネット、ワード、電卓となってしまった昨今、手で書いて保存しておくアナログ的なことが是非とも必要ではないかと思います。たまった手書き知識を今では、パソコンに保存して整理することも可能です。

　アナログとデジタルを混ぜて使う、アナデジ的知識創造法を始めて見ようと思います。

お花見最後のチャンス

　お花見には絶好の日となりました。今日は見逃せない一日ですね。気温も上昇してきて夜桜見物もこれならこらえられそうです。昨日のように真冬なみの寒さでは、冷たい缶ビールというわけにはいきません。

　２０年以上前、隅田川の花見で寒い中、ビールを飲んだ経験があります。寒さの中で飲みますと、味がわかりません。何かを飲んでいるなーという感覚だけだった記憶があります。やはりビールは、風呂上りでしょう。特に、銭湯がお勧めです。あののどごしの爽快感はいいですよね。

　今日は夕方から、知り合いの人が主催している「うどんの会」に行ってきます。会費の一部を台東区の福祉協議会に寄付されています。なかなか出来ないことです。そのあと、時間があれば夜桜見物といきたいですね。桜は散り際がいいですね。