駅のホームを携帯電話のメールを見ながら歩いていた女性が、人と接触して線路に転落してしまったと、ニュースに出ていました。幸いなことに、緊急停止ボタンで電車が止まり、指の骨折だけですんだそうです。命拾いです。
確かに最近、携帯電話の画面に集中して歩いている人をよく見かけます。時には自転車に乗りながらメールをする離れ業の持ち主もいらっしゃいます。
ですが、これは自動車の運転でいえば、歩きながらも、自転車も脇見運転をしているのと一緒です。急いでメールのやりとりをしなければならないのはわかりますが、自分の身の安全のことを考えたら、立ち止まって操作をするのが本当です。
現代は、なんでもスピードの追求です。話し言葉のスピードも昔と比べると格段に速くなっているそうです。それに、短縮した言葉が好んで使われ、少しでも情報の伝達を早めようとしています。そんな背景が人をせかせかさせる原因になっているのではないでしょうか。
この辺で少し立ち止まり、よく考えるときが来ています。「注意一秒、怪我一生」とは、けだし名言です。
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