浅草鳥越の袋物職人の通信局

行列のできる携帯電話

　iPhoneは発売前からの徹夜組みの人を含めて、大行列のできる大ヒットのようです。機器の価格も、定額制の通信料も結構なお値段なのにそれをものともしない買いっぷりです。

　携帯電話（それ以上に多機能化されていますが）でこれだけの行列ができるのは、たいへんめずらしいそうです。日本での発売は未定ですが（国内のどこかの携帯電話会社などと組まないとだめかも）ぜひとも、あのタッチスクリーン式の液晶画面は使ってみたいです。

　携帯電話の多機能化は、日本も得意とするところです。残念ながら、iPodを複合させた機器を作るわけにはいかないので、その代わりに携帯電話サイズのパソコンがこれから出てきそうな気がします（もちろんカメラや電話付きです。）これなら、iTuneをダウンロードすればいいわけですから。

　インターネットが登場して以来、もう１０年以上経つわけですが、まったく大きく世の中を変化させてくれました。特に、インターネットを使って大成功を収めている企業がアメリカで多いのが注目されます。飛びぬけた才能を持った人もそうなんでしょうが、広いアメリカをネットの力が縮めたせいもありそうです。

番傘

　雨の中、白っぽい番傘を差している人を見かけました。素材はどんなものか遠目でわかりませんでしたが、和ンポイントでなかなかしゃれていました。

　番傘で、江戸時代の越後屋（ご存知現在の三越）の貸し傘のことを思い出しました。雨が降ると、無料で傘を貸してくれたわけです。その傘には、越後屋と大きく書かれていたので、雨天の時は、町中が越後屋の傘でいっぱいになったと、当時の川柳でも詠まれています。

　「店先現金掛値なし、正札販売、端切れ売り」は有名な越後屋の商法ですが、この貸し傘もビジュアルにうったえる、当時としては革新的な広告方法だと思い出すたびに感心させられます。

　以前読んだ一説によりますと、この貸し傘にはすべて番号がふってあったそうです。それ以来、この和傘のことを番傘と呼ぶようになったとか言われています。なるほど、納得できそうなお話です。

７月は忙しそうです

　６月も終わりに近づきました。２００７年、平成１９年も前半戦が終了して、後半戦に入ります。

　７月に入りますと、仕事やイベントでにわかに忙しくなりそうです。７日、８日の土、日は記念すべき、ひさご通りの「江戸下町伝統工芸館」　ギャラリー匠の１０周年式典があります。（後日ご案内いたします）

　また、下旬には恒例の会津の田島の祇園祭があります。その合間をぬって、お客様からのご注文品を製作します。少し気を抜くと、いろいろと重なってしまい、何から手をつけていいのかわからない状態におちいります。

　それを少しでも防止するために、工房にはやたらに、貼り付けられたメモが目立ちます。メモは、目標の役割を果たします。その仕事や作業が終わればはがして捨てます。

　おかげさまで、忙しくさせていただいております。誠に、有難い事です。

売れそうです

　アップルのiPhoneが６月２９日アメリカ国内で売り出されます。前評判は上々のようで、すでに販売店の前には行列が出来ているようです。

　仕様などを見てみましたが、これはもう携帯電話とは呼べないレベルの機械のようです。日本の携帯電話も、音楽、ネット接続、カメラなどの機能が充実して進んでいますが、iPhoneのほうが少し魅力的です。

　ちょうど、携帯電話とPDAとiPodが一体になったようです。iPhone自体の価格と、料金が少し高いようですが、データ通信つなぎ放題で、iPhone同士の通話が無料とかですから仕方がないようです。

　そして、なによりも興味を引いたのが、すべてタッチスクリーン式の入力です。携帯電話に常識的だった細かいちまちまのボタンがありません。メールの入力はアイコンの選択で、キーボードがスクリーン上に現れる仕組みです。

　さらに、撮影した画像をタッチスクリーンで拡大したり、次々と指先の操作で送ったりと、ちょっと先行く優れものです。

　発売１週間で３００万台の売り上げを見込んでるそうですからすごいです。日本でも欲しい人は大勢いるでしょうが、残念ながら日本では今のところ使えません。

まぐれ当たり

　幸運から、偶然何かに当たることを「フロック」とか言うのをよく耳にします。調べてみると、玉突きから出た用語のようで、玉のまぐれ当たりを意味するようです。（新英和中辞典　研究社より）

　ところで、偶然知ったのですがこの英単語の”fluke”（カタカナ式ですが、フルークと読むようです）が、冒頭の「フロック」です。どうして、「フルーク」が「フロック」になったかのいきさつはわかりません。（宿題にします）

　以前から、「フロック」はどんなつづりかと探していました。きっと”flock”と言う単語だと思い、引いてみると意味が全然違っていました。それが今回、偶然サイトを見ていて”fluke"を知ったわけです。

　まさにこれは「フロック」です。たったひとつの英単語が解明できただけで、感動しているんですから「そちもなかなか勉強家よのう」

チャーター便

　アサヒのネットニュースに、１０月８日から羽田ー上海間にチャーター便を就航させるとの記事が出ていました。羽田に近い人には、上海に行くのが便利になりそうなニュースのようですが、さてこのチャーター便、いまひとつわからない言葉でもあります。簡単に、貸切便なんでしょうが、真実はいかにと思って調べてみました。

　こんなに懇切丁寧なご説明に出会えるとは思いませんでした。おそらく航空関係の方のサイトかと思いますが、是非こちらのサイトをご参考にして下さい。なるほど納得、合点承知となること請け合いです。

　ウェブの真骨頂のひとつに、人様の知識を拝借することが、ＰＣの前に座りながら出来てしまうことです。もちろん、その正確さを把握することは大切ですが、人に迷惑のかからないような軽度の間違いならば、容認できますし、修正はいつでも可能です。１００％正確なことを求めないで、８５％くらいでいいと思います。

練り歯磨き

　一部、中国製の練り歯磨きに有毒物質が含まれているのがわかりました。それらが、ビジネスホテルに備え付けの小さなものと聞いて驚かされました。人体に影響はないほどの微量だとは言うものの、やはり使うのを差し控えたくなります。

　デパートなどの仕事で出張したときは、たいていビジネスホテルに約１週間お世話になるのが通常です。備え付けのものには普通、タオルをはじめ、ひげそり、シャンプー、リンス、石鹸、歯ブラシと小さな練り歯磨きのセットが置いてあります。

　そんな、何の気なしに使用していたものに、かすかとはいえ危険が潜んでいたのですから怖いものです。個人的には、備え付けではいつも磨いた気がしないので、家から歯ブラシ、練り歯磨きを持参していました。備え付けは使用回数は少なかったですがもう使う気にはなれません。

　

花火セット

　近くのコンビニエンスストアに、何種類かの花火のセットが売られていました。夏といえば連想の中に出てくるもののひとつに数えられるでしょう。

　風鈴とか、回り灯籠（走馬灯）・・・（今ほとんど見かけなくなりましたが）が下がる軒先で、浴衣姿かなにかで線香花火に興じる思い出が浮かび上がってくる方も多いのではないでしょうか。

　花火は、小さいころよくやった方なので、ほんとはいまだにちょっと買ってみたくなる商品のひとつです。

　ただ、買ってきて店の前で１人で遊ぶことが大変難しい商品のひとつでもあります。

視点を変えてみました

　暑いせいか、パソコン本体のファンの回る音が聞こえます。東京地方は明日あたりから、雨がちなお天気になりそうで、暑さも一休みとなりそうです。（ほんと、一雨来ないと深刻な水不足になりそうです）

　突然ですが、よく言われるように、普段見慣れている日本地図を回転させ、様々な角度から眺めて見ました。いろいろな角度で、しばらくの間眺めていると、これも日本、これも日本、これも日本なんです。いつもの北を上にしたいつもの日本以外が現れます。

　日本地図を紙に書きなさいと言われれば、ほとんどの人は九州を上にしては書けないでしょう。それも日本なんですが、もう北が上の日本で固定観念化されてしまっています。こういうのが、頭が固くなっているということではないかと考えました。

　ためしに、ちょっとこんな思考態度で周りをながめてみようかなと思います。

メタンガス

　渋谷の温泉汲み上げ施設の爆発事故は、犠牲者３名を出す惨事となりました。原因はどうやら、地下から上がって来たメタンガスが室内に充満し、それがなんらかのきっかけで爆発を招いたようです。

　以前にも、ボーリング現場でメタンガスが燃え続けた事故があったように記憶しています。確かその時、関東平野の地下には広大なガス田が存在するというように聞いた覚えがありました。

　地上の上は大都会の真っ只中で最先端の街中でも、地下を覗けばそこには大自然が待ち構えています。知恵のある人たちが、細心の注意を払って設備の構築に取り組んでいたとはいえ、大自然を相手にするときは、どうしても打ち負かされてこのような悲惨な事故を招いてしまいます。大変残念な出来事ですが、もう二度とこのような事故を繰り返さないと肝に銘じるしかありません。

　それと、メタンガスは二酸化炭素と比べると、１０倍から２０倍もの地球温室効果があるそうです。聞くところでは、温泉の設備ではメタンガスを空気中に排出する構造になっていたとか言われています。温泉の数が少ないうちはあまり問題ないのかも知れません。でも、増えてきたら少々心配です。