渋谷の温泉汲み上げ施設の爆発事故は、犠牲者3名を出す惨事となりました。原因はどうやら、地下から上がって来たメタンガスが室内に充満し、それがなんらかのきっかけで爆発を招いたようです。
以前にも、ボーリング現場でメタンガスが燃え続けた事故があったように記憶しています。確かその時、関東平野の地下には広大なガス田が存在するというように聞いた覚えがありました。
地上の上は大都会の真っ只中で最先端の街中でも、地下を覗けばそこには大自然が待ち構えています。知恵のある人たちが、細心の注意を払って設備の構築に取り組んでいたとはいえ、大自然を相手にするときは、どうしても打ち負かされてこのような悲惨な事故を招いてしまいます。大変残念な出来事ですが、もう二度とこのような事故を繰り返さないと肝に銘じるしかありません。
それと、メタンガスは二酸化炭素と比べると、10倍から20倍もの地球温室効果があるそうです。聞くところでは、温泉の設備ではメタンガスを空気中に排出する構造になっていたとか言われています。温泉の数が少ないうちはあまり問題ないのかも知れません。でも、増えてきたら少々心配です。
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