NY原油の価格が、1バレルあたり118ドルとなり、また最高値を更新したようです。いったいいくらになるまで上がり、そしてその先はどうなるのか予想もつきません。世界的な物価高を引き起こしている要因のひとつの原油高、はやくなんとかならないんでしょうか。
ところで最新の、英エコノミスト誌の特集は、The silent tsunami 「静かな津波」です。この津波は大地震のとき押し寄せてくる津波そのものではなく、音もなく静かに押し寄せつつある世界的な食糧不足を指しています。
原油高が生じているその一方、地球温暖化をこれ以上進ませないため、世界的にバイオ燃料への注目が集まり、その原料となるとうもろこしやとうきびなどの生産が増えています。そのため、たぶん今まで作っていたものと違うものをつくる「転作」がおき、小麦などの生産が減少していることが考えられます。
バイオ燃料は、地球温暖化を防止して、なおかつ石油に代わる魅力的なエネルギーですが、だからといって人が食べるのに困窮してしまっては意味がありません。
そんな折、以前にブログした「海藻からエタノール」を思い出しました。その海藻もホンダワラなどの食用ではないものを使うようです。四方を海に囲まれた資源小国日本が、将来は資源大国日本に生まれ変われるこの方式を、世界的に広めていくのがよさそうです。
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