WTI原油先物価格をのぞいたら、さらに下げて1バレル49.16ドルとついに40ドル台にまで下落しています。ピーク時からすると100ドル近くも下げ、もう暴落という言葉が当てはまります。
金融危機のアメリカでは、消費者物価が急落しており、不況のシグナルであるデフレーションに入り込んだといわれています。
物の値段が下がるのは、一見すると有難いように感じますが、経済力の総量も落ちるので企業の活力がどんどん失われるようです。
加えて、デフレに入り込む現時点での経済的背景が、歴史上例を見ないほどの最悪の状況なのでよほどの政策を実行しないと、この危機的状況は回避できないと思います。
ひるがえって日本はというと、今まで何度となく原油価格の高騰に悩まされてきた資源最貧国です。
日本のウィークポイントは常に原油でした。その原油がいま超破格値です。さらに円高はその調達コストをさらに下げます。要は、この面だけを見ると、日本は特に恩恵を受けているわけです。だから来年の丑年は期待できる景気回復元年です。
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