日経新聞朝刊の1面の下の欄に「春秋」というコラムがあります。今までは、ざっと流し読みしていた程度でしたが、最近注意深くよく読むように心がけています。なぜかと言えば、ブログを書くにあたって、たいへん参考になるからです。
例えば、今日かきのうの築地市場移転問題(テーマが肝心です)に関するコラムでは、その昔魚河岸は日本橋にあり、それが関東大震災で消失したので現在の築地に移転してきた、というくだりは蘊蓄(うんちく)の深さに感心します。歴史にもしはありませんが、大震災がなかったら今でも日本橋の魚河岸だったかも知れません。(歴史的背景は興味がわきます)
そして、築地に移転してきたのは不幸にも大地震のせいだったのですが、今回もし移転することになれば、理由はなんなんでしょうか。移転してきたという歴史的背景を取り上げて、それを現在の移転問題にからませて、読み手の注意を引き、この問題を考えるきっかけを与えてくれているようです。
さて、また明日の「春秋」が楽しみです。テーマはなんでしょうか。
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