まず、「対義語」をいつもの新明解国語辞典で引いてみると、①なんらかの意味で一組の関係をなすと認められる、それぞれの語。「父」に対する「母」、「親」に対する「子」、「海・川」に対する「山」、「白」に対する「赤・黒」など。対語。②反対語。とありました。
さて、タイトルで取り上げた「対義語」は、ここでは②の方の「反対語」の意味のつもりで表記しましたのでご了承下さい。
それでは、これらの言葉とは次に上げるいくつかです。マスマーケット(大量生産された製品の市場)、マスメディア(マスコミ媒体)、マスマーケティング(大衆消費者向けの)、マスコミュニケーション(大衆への情報伝達)、マスプロダクション(大量生産)などです。
ところで、マスは英語のmass 大量の、大規模な、集団的なを意味する、この場合は形容詞です。(ロングマン英和辞典より)
そうすると、日本語で反対語として浮かぶのは、少量の、小規模な、小集団的なということになります。さらに進んで、個の段階まで限りなく近づいていってもいいかと思います。
その結果、導き出されるのは、少量生産された製品の市場、もしくは個人にカスタマイズされた製品。ターゲットを絞ったメディア、あるいは個人向けメディア。小衆消費者向けのマーケティング。小衆への情報伝達。少量生産や1個だけ生産。
そうすると、ここで困ったことが生じます。マス massに対する語句が浮かんできません。ひとくくりで言い表す言葉があるんでしょうけど、ボキャ貧のため思いつきません。
でも、いっそのことこれはどうでしょうか?マイクロ microです。ツイッターのこともマイクロブロギングとかいうのでこれにしようと決め手調べたら、もうすでに考えられていました。残念!
ですがめげずに、マイクロマーケット、マイクロメディア、マイクロマーケティング、マイクロコミュニケーション、マイクロプロダクション!!!これです!!!
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