未曾有の猛暑と大干ばつに見舞われて、8月から年末までの予定で実施されていたロシアの穀物輸出禁止措置が、2011年の7月1日まで延長されることに決まったようです。
昨年は中国でも同じように干ばつに見舞われて、小麦の供給への影響が懸念されていましたが、異常気象の影響は小麦を筆頭に、様々な農作物の将来の生産に不安を感じさせます。
小麦といえば、当たり前のごとく小麦粉の原料です。パン、ラーメン、うどん等々、ポピュラーな食品の原材料です。そんな大切なものが、将来、供給ひっ迫してきたらと思うと少々ぞっとします。
ロシアも、まず国内の需要を満たすことを優先にしていることを考えると、他のどこの国でもまず国民のおなかを満たすことを考えるでしょう。そもそも、余りがあるからよその国に売ってお金を稼いでいると考えることも出来ます。
ところで、そんな小麦の供給不足を懸念して作られたものではなさそうですが、三洋電機が発売するこの製品は上述の背景も新たに加わって、きっとよく売れると思います。
それよりも、なによりも、来年は干ばつにならないように祈るしかありません。
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