先日、台東区の中央図書館で予約したこの本ですが、台東区の図書館に所蔵されていなかったので、荒川区の図書館から取り寄せてもらったものをお借りして今読んでいます。
内容が少々難しいのですが、かえってそれが巷のハウツー本と違って、自分に当てはめたら何だろうと問いかけて、そうして考えさせられるので価値があると思います。
一度目はざっと終わりまで目を通して、二度目は付箋でも貼りながら(もちろんあとではがします)要点、キーワードなどを抽出してまとめていきたいです。(と言っても、他の区からお借りしているものは2週間の貸し出し期間で延長なしです)
そんな中、読んでいる最中に、ふと思い浮かんだのがタイトルの「名物にうまいものなし」です。これはきっと多くの方は名物の食べ物は美味しくないと解釈しているのでしょうが(この本を読む前は袋物職人もそう思ってました)そうではなくて、こう解釈してみようと思います。
すなわち、名物と言えども、とびきり美味しいものはなく、普通の味でまあまあ満足できるものであり、その味云々よりも行った先、出かけた先のその土地で食べたという経験の方がはるかに重要なんだということです。
「名物は味ではなくて、その場の雰囲気、体験だ」とこの言い伝えは暗に示している奥の深いものなのではないでしょうか。
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