今日、LED開発に携わった先生方3人がノーベル物理学賞を受賞しました。たいへんおめでたいことです。
特に発光が難しいとされた青色発光ダイオードを完成させたことで、LEDの活用が飛躍的に広がり、社会に貢献したことが受賞理由の1つかと思います。
例えば、電球式の信号機に比べて球切れがなく、およそ8分の1の電力で済むのはエコ重視の時代には大変魅力です。聞くところでは、電球式だと球切れの交換は頻繁だったそうで、あまり知られていない無駄があったようです。
交換も少なくなり、加えて低電力消費となれば二重の費用節約になり、世界中の信号機をLEDに交換したら、いったいいくらの節約になるのか想像もつきません。
ところで、こうした先生方の発明や発見には決まって共通点があることが多いようです。
今回も先生のお一人が、十分発熱しなくなったけど仕方なく使い続けた器具のおかげで重要な発見に至ったようです。
その他、過去にも、うっかり違う薬品を混ぜてしまったり、入れる分量を何倍にもしてしまったりと、意図しない方法がかえって好結果を産んでいます。
もちろん、なんでもでたらめにやるのはいけませんが、横道にそれたところに意外な宝物が埋まっているのも事実のようです。いつも通り、通常のやり方を繰り返しても新しい発見には結びつかないかも知れません。
それもこれも、たゆまぬ地道な努力が大前提であることもまた間違いのない事実です。とにかく、日本人3人の受賞おめでたいです。
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