こちらのタイムの記事 で紹介されているワクチンの製造方法は、将来発生が予想されている致死性のインフルエンザ撃退の強力な味方になりそうです。
過去から現在に至る40年の間、インフルエンザのワクチンを培養し製造するには鶏卵が用いられています。確実な方法とは言え、製造にはおよそ6ヶ月かかるそうです。
そこで、この記事で紹介されているように、犬の腎臓の細胞を利用して培養する方法が米国のノバルティスで開発されました。なんと、培養し製造する時間が65時間から75時間と約3日で出来てしまうというから驚きです。
インフルエンザのウイルスは盛んに変異を繰り返すそうですが、これならそのときまさに流行しているウイルスに合わせてタイムリーなワクチン製造が出来るのではないでしょうか?
第一次世界大戦の起きたころ世界で大流行し、世界で数千万人の死者を出したスペイン風邪のような凶暴なウイルスと同じような致死性のインフルエンザが再び大流行したら、その当時に比べてすばらしく発達した交通網がかえってあだになり悲惨な状況になるかも知れません。
そんな恐ろしい予測をあっさり変えて、インフルエンザウイルスに対する人類の強力な武器が出来たとも言えるすばらしいニュースではないでしょうか。
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