今日から12月、今年最後の1ヵ月となりました。イチョウの葉の色づきも東京では10日ほど遅いらしく、それに加えて暖かな日が続いているせいか暮れの感じもいまいち伴いません。そのせいで、季節に対する感覚も少しずれが生じてしまうのかも知れません。
ところで、テロのあったフランスのパリでは、世界中の多くのリーダーが一堂に会して、COP21という地球温暖化対策の会議が11月30日から開かれています。
以前から開催が決まっていたとはいえ、テロがあって間もない都市でこうした首脳の集まる大規模な会合が行われるのは異例とも言えそうです。それだけ地球温暖化の対策は待ったなしの非常に重要なことがわかります。
会議の核となる言葉は、「2℃」。たぶん、今世紀中の温度上昇を2℃以内に抑えるという約束なんでしょうが、かなり厳しいCO2の排出制限が課せられるはずです。
すでに、多くの化石燃料を使ってきて成長した先進国とこれから安価な化石燃料を使って成長を始める国とはどうしても確執が起きてしまうようです。
費用対効果からすれば、安価な燃料を使って成長を試みるのが当然の選択です。そうではなく、費用のかかる、例えば太陽光パネルを導入する場合には先進国がその負担をしてあげる必要性も出てきそうです。
さて、今回のCOP21で各国がうまい案で合意に達し、ぜひとも「2℃」以内で抑える努力をしてもらいたいものです。そうでないと、たぶん将来は破滅的な出来事が待ち受けていそうです。
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