イギリス気象庁によると、来年2016年は今年に引き続いてさらに気温の高い傾向になるようです。
もしかすると、産業革命以前と比べて1.1度上回り、先日のCOP21で決議された1.5度以内におさめるという目標に0.4度というレベルに到達してしまうかも知れないようです。
暖かい冬は暖房用の燃料の使用を減少させ、さらには衣料をはじめとする冬物関連産業の売り上げを減少させます。
暖かい冬による寒冷地の燃料需要の減少は、今まさに下がり続ける原油価格に短期的な微妙な影を投げかけます。その上、COP21での今世紀後半の2050年からはCO2の排出をゼロにするとの目標から、長期的にも原油の需要に影を投げかけます。
地球の地下に埋まっていた原油を発見し、それのうまい利用方法を考え出し、便利で豊かな社会を築いてきたはずだったのに、思わぬしっぺ返しを自然から受けているというのが真相のようです。人類の知恵でなんとか上手に対処していかないといけないでしょう。
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