浅草鳥越の袋物職人の通信局

鹿革携帯ストラップ

　１０月１０日の体育の日は、 確か、晴れの特異日とかで、秋晴れを期待していたのですが、浅草小島町界隈は今日も雨でした。災害を引き起こすような雨でなければ、必要な恵みの雨でしょうか。それにしても、世界各地で大災害が多いですね。日本国内でのたびたびの地震はもちろんのこと、ハリケーンといい、今回のパキスタンの大地震といい、地球が怒り出したんでしょうか。「泣く子と地頭には勝てぬ｣と昔から言われていますが、地球が怒り出したら勝てっこありません。

　鹿革の携帯電話ストラップを作ってみました。模様からでしょうか、いちようにお客様から渋くていいですね、といわれます。先日もお話いたしましたが、鎧兜の装飾用として文様入りの鹿革が使われていました。合戦に臨む武将の装束に対する心配りには、武士の粋さえ感じ、頭が下がります。

　こういった、アクセサリー的な小物類も扱っています。革には、ある程度伸縮性もありますし、柔軟性もありますので、このようなタイプの製品にも向いています。それでは、この辺で失礼します。

港区民まつり

　きのうは、婚礼へ行ってきました。挙式は式場の中にあるチャペルで行われました。荘厳と言うんでしょうか、感動的でした。おめでたいことは、常にいいことです。

　今日は、港区民まつりに出展しました。毎年この時期に、港区芝公園の増上寺と、その周辺の公園にて開催される、港区主催の物産展です。東京タワーや東京プリンスホテルは、お隣さんです。地元企業のブースや、各地の物産品のブースなど様々なお店が軒を連ね、興味深い催しです。

　うちは、その一角でめがねｹｰｽ製作の実演を披露しました。朝から雨のあいにくの空模様で、土の路面はぬかるんで、足元がよくありませんでした。からっと秋晴れだったら、きっと楽しい一日だったでしょうに、残念です。来年はいい天気でしょう。雨も立場によって、降っては困る人、降らなきゃ困る人といろいろです。人生いろいろ、お天気もいろいろです。

お祝い事

　今日は２４節気の一つで、「寒露」だそうです。気温が下がって露を結ぶという意味だそうで、文字そのままで状態を表現していてわかりやすいと思います。こういうのは、漢字の得意技で便利なところです。読むことは比較的やさしいですが、書くのはちょっと難しい、視覚的、映像的要素を多く含んだメディアではないかと思います。ですから、ひとにメッセージを伝えることに関しては、非常に便利なものです。そこのところを、昔の日本人はうまく取り入れたところに、偉大な知恵があります。

　いつもは、夜の８時ころにブログをしてますが、今日は友達の息子さんの結婚式に呼ばれているので、この時間に投稿しています。なにぶん、お酒を飲まなくてはいけない義務が発生いたしますので、当然のことながら夜は酔っていると思われます。酒酔いブログは道路交通法で禁止されています。(失礼）それでは、いってまいります。

注文品

　お客様注文品です。最初当店に合財袋(合切袋）がご要望でお見えになりました。店にショルダータイプの提げ袋が展示してあったので、それより幅を３センチくらい大きくということで、この製品になりました。素材は牛革のヌバックです。大きさは、横２５センチ、高さ１８センチで、天ファスナー開閉式です。(天とは一番上のファスナーです。）前ポケットにもファスナーをというご要望でしたので、お付けしました。ご高齢の方なので、ファスナーの引き手は大きいものを使い、天ファスナーには、さらに革の引き手を付け加えました。これならファスナーの開け閉めも楽です。

　先日お話しました構想中のブロガーバッグも、こんな感じでいきたいと思ってます。もちろん、サイズは大きくなりますが。とりあえず、試作品を作り、自分でいろいろな場面で使ってみたいと思います。使いながら、ここはこうしよう、ああしようで楽しみながら作ります。

　毎日のブログはどうしても、いろいろな事柄を書いて(日記だからいいのかも）寄り道が多く、オムニバス映画のようですが、ご容赦下さい。腕っこきブロガーの道はまだ険しいです。それでは、失礼します。

　

浅草小島町界隈２

　浅草小島町界隈のお天気はここのところぐずついています。秋雨前線というわけではなさそうですが、早いところ、爽やかな秋晴れが欲しいところです。この時期、着るものを選ぶのが難しく、うっかり半袖＝風邪なんていただけません。鳥インフルエンザが流行るかもなんて、専門家が言っているそうですが、冗談にしておいて下さい。くわばら、くわばら。ついでにこれは、桑原には雷が落ちないという言い伝えから、唱える呪文だそうです。

　この間にひきつづき、界隈のご案内です。当店を出て右へ（東）行きますとすぐ突き当たりが小島公園と、旧小島小学校です。小島小学校は我が母校ですが、現在は、建物はそのままでタイトウデザイナーズビレッジになって活躍しています。中では、靴、バッグ、帽子などの、デザイナーさんや職人さんが工房を借りて仕事に励んでいます。見学も出来るようですが、訪れる場合は、事前に予約されたほうがいいようです。台東区役所経営支援課に問い合わせると教えてくれます。ご興味のある方はどうぞ。

　「大東京の真ん中の、小島はわれらのふるさとよ」と小島小学校の校歌のなかに歌われています。そうです、浅草小島町は東京の真ん中です。（超地元びいきですが、実際に測ったわけではなさそうです。）そんな浅草小島町で生まれ育った袋物職人です。移り変わる界隈を眺めながら、これからも東京の中心から発信していきますので、よろしくお付き合い下さい。ちょいちょい、寄り道がてらいきますので、ご容赦下さい。それでは、失礼いたします。

燃料電池

　だいぶ涼しくなってきました。朝、ついつい余分に寝てしまう気持ちのよさです。夏のばか暑さから解放された反動でしょうか。でも朝寝坊はいけません。朝、燃料電池のニュースをやっていました。燃料電池車の方は、まだコスト的に高いようでまだ先のようですが、このモバイル電子機器用の燃料電池は２００７年ころに実用化されるようです。

　ユビキタスネットワーク社会で、ネックとなっていたのはこの電池ではないかなと前から思っていました。（ユビキタスは、同時に至るとこにある、偏在すると言う意味だそうで、要はどっからでもネットワークに通じる社会ということだそうです。）これは、モバイル志向のブロガーには朗報です。（もちろんブロガーだけではありません。）

　高性能薄型B5ノートPC、手振れ補正付き薄型デジタルカメラ、FOMAか何かを駆使して（全部持ってませんが）様々な場面でブログが出来たらきっと最高の気分でしょう。速報性もありますから、やりようでは事件記者にもなれそうです。ポタリングという、自転車での散策にもいいですよね。

　やはりその時は、かっこいいブロガー用バッグが是非とも必要です。現在構想中の段階です。現物が完成しましたら、公開いたしますので、お待ち下さい。それでは、失礼いたします。

　

　

　

ブログの効用２

　９月中旬の青森出張では、ビジネスホテルの光ファイバーつなぎ放題快適インターネットで、ブログを投稿したことは、前にお話しいたしました。愛用のA4ノートパソコンもよく活躍してくれました。ただ、文字を打っていると時々カーソルがいきなりとんでもない所へ飛んでしまいちょいと、閉口しました。何が悪いのかわかりませんが、だましだましやるのも乙なもんです。

　ブロガー（気取り）としては、やはりデジタルカメラが必需品であることに気がつきました。持っているのは、２００万画素の少々ごろんとした形ですが、十分な性能で満足してます。ですが、散歩の時などに、ズボンのポケットに入れて持ち歩くのはちょいといただけません。今はやりの手振れ補正の薄型最新型ならいざ知らず、ポケットがふくらんで、かっこがよくないです。

　そうです、こういう時こそかっこいい袋物をさげて、さっそうとしたブロガーで行かなくてはなりません。で、とりあえず自分で持つことを前提に、ブロガーバッグを構想中です。

　ショルダータイプで、軽量薄型、あまり大きくなく、デジカメ、携帯、ノートとペンが入ってと、素材はやはり革がいいかなーっと。それでは、失礼いたします。

　

ブログの効用

　ウェブログを始めてから、ほぼ１ヵ月経ちました。気がついたことがあります。自己啓発にいいということです。自分で言うのもなんですが、気がまわるようになったというか、若干、頭の回転が向上したような、そんな感じです。確認のために、物事をよく調べるようになった結果、再度学習することの効果もあります。長期休暇をしていた脳細胞諸君が働きだしてくれたようです。さび付いた頭のリフレッシュに、ブログは最適です。もちろんさび付いていない人はもっと効果があります。

　考えてみますと、下書きなしでPCの画面に向かい、キーボードで打ち文章を作成していく事自体が直接脳の活性化につながっているんだと思います。推敲することも思いのままです。様々なアイデアでの、ブログの内容の作り方により、もっとすばらしいブログの効用が生まれてくると思います。何人かのグループで、いろいろな所から、記事や意見や発想を投稿し合い「発想訓練場」ブログなんか面白いかもしれません。

　ブログをひとつの道具としてとらえるならば、それを使う側の熟練度によりより一層の効果を発揮出来ると思います。本焼きの柳刃包丁も、素人が使えば手を切るだけですが（失礼）腕っこきの板前さんにかかれば、その潜在能力を十二分に発揮してくれます。

　これからも、腕前を少しずつ上げつつ、ブログします。よろしくお願いします。釣りブログ、温泉ブログ、旅行ブログに、ラーメンブログ、etc.....、やったら面白いでしょうねー。（お金もかかりますが）

鹿革名入れ合財袋

　浅草小島町界隈は、ほぼ３０度の暑い一日でした。いくらなんでも、もう暑さともお別れのようです。昼食に、ときどき行くお店のお気に入りの冷やし中華そばを食べました。店主さんが、九月いっぱいで冷やしはやめようと思っていたところ、昨日今日の暑さで思いとどまり、メニューとしてまだあったようです。今年はもう食べ納めです。

下の写真は鹿革に名入れをした、合財袋（合切袋）です。柄はトンボです。トンボは「勝ち虫」と別に言われています。前にしか進まず、前進あるのみの、積極果敢な精神の持ち主のようです。ですが、飛んでいるところをよく観察すると、下がりはしませんが、一瞬引き気味に止まっているようにするときがあります。さすが、引くところを心得ている、つわものです。

　拍子木を模した札の右側に鳥越と入れてあります。浅草小島町はかの有名な鳥越神社の氏子町会です。毎年６月の、９日に近い日曜日に「鳥越のお化け神輿」といわれる、本社神輿が氏子１８ヵ町を練り歩きます。圧巻は、火を灯した弓張り提灯をお神輿の周囲に飾りつけ、高張り提灯や、丸提灯の長い行列とともに、本社神輿が宮入りするところです。「鳥越の夜祭り」とも言われています。

　お祭りが終わって次の日に、もう来年のお祭りの話しを始める、超お祭好きが多くいらっしゃるこの界隈（私もです）、暮れへ向かって徐々にお祭りモードが高まっていきます。年が変わったら大変です。

浅草小島町界隈

　今年も残すところはや３ヵ月となりました。浅草小島町界隈は十月としては暑い一日でした。「界隈」という言葉を新明解国語辞典で引いたところ、｢問題になっている場所とその周辺の地域」とありました。で、これから合間に少しずつ、藤井袋物店のある浅草小島町周辺のご紹介、ご案内をさせていただきます。

　まず、当店を出て北に向かうとすぐに東西に走る春日通り（かすがどおり）に出ます。（文京区春日町に通じています)西に行けば、徒歩１０分ほどでJR御徒町駅に出ます。東に行けば、隅田川にかかる厩橋（うまやばし）方面です。それと、うちから出て２，３分の同じ春日通り沿いに、大江戸線と先頃８月２４日に開通したばかりのつくばエクスプレスの両方が走る、新御徒町駅があります。また、つくばエクスプレスの両隣の駅は、浅草駅と秋葉原駅で、にぎやかな場所がすぐ近くです。

　また、当店から西へ向かうとすぐに、南北に走る清洲橋通りに出ます。南に行けば日本橋浜町を抜けて隅田川にかかる清洲橋（きよすばし）に通じています（かなり遠いですが）。そして北へ行けば、仏壇店の多く集まる稲荷町を抜け、鬼子母神で有名な入谷に出ます。

　この界隈、昔から地場産業の商店や家内工業や軽工業が多く集まる地域のため、様々な製品や商品を発見することが出来ます。魅力がいっぱいの町並みです。ご紹介し始めたら延々と続きますので、今日はうちの場所がどのあたりかということから出発します。