かたわらにある、いつも使っている道具類の一部です。道具は手の延長です。職人は道具なしでは、お話になりません。市販の道具やさんで売っているものをそのまま使う場合もありますが、少し自分なりに調整したり、他の道具を流用したり、様々です。手製のものもあります。伝統工芸のほかの職人さんの道具もいろいろ工夫されていて、なるほどなと感心いたします。
左から、打ち木(煙草入れ職人独特のものです)、革裁ち包丁、ローラーねん、かなづち、こばさみ、きり、寄せねんの大小(革のへりを返したりする時に必要です)、竹のへら、物指し、そして、下に横向きのものは、マクネつぶしという、特殊な道具です。これなんかは、実際のところを見ていただければ、即わかって頂けると思います。百聞は一見にしかずですが、そのうちいい方法を考えまして、こういうものもお伝え出来ればと思います。
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