写真は当店オリジナルの鹿革の腰下げ煙草入れです。たばことライターが並んで入るサイズです。藤井袋物店は、創業以来煙草入れ製造が得意技です。満州事変に出征した兵隊さんに差し上げた、恩賜の煙草入れ製造に携わったことは、今でも自慢の種です。当時15件あった東京の煙草入れ職人で15万個を納品したんです。もちろんその当時は、私は存在していません。
最近、気がついたことがあります。たばこの箱のサイズと薄型のデジタルカメラのサイズが似通ってきたことです。試しに、たばこの箱が近くにありましたら手に取って横にして見てください。どうでしょうか、ちょうどカメラの大きさに似ていませんか。
近ごろのたばこ離れは、当店といたしましては少々残念な傾向です。ですが煙草入れが、新しくデジタルカメラ入れとしても利用できそうな雲行きとなってきました。
和服をお召しになったとき、腰に提げた煙草入れから、デジタルカメラが出現するなんて乙なもんですね。
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