ブログメディア時代

　ニューヨークにタイムズスクエアというにぎやかな場所があるのはご存知かと思います。ちょうど、東京で言えば新宿駅の東口前とか、渋谷駅のハチ公前のような場所です。

　少し前に読んだニュースですが、そのタイムズスクエアの街角でイベントを催すんだそうです。そうすると、大勢の人がそれを見て、デジタルカメラや携帯電話などを使ってその様子を撮影しブログなどに投稿するそうです。

　当然のことながら、話題性があればあるほどその記事の投稿が増えます。そうすると、その記事が検索エンジンのランクが上に表示されやすくなります。記事を投稿してくれる記者は、自ら進んで行う無料の取材陣です。

　今後ますますこの傾向は進んで行くと思われます。以前、街中でイベントを催すと大勢の人が集まり、写真やビデオを撮って楽しんでいました。その人たちが、新たにブログという強力な道具で武装したわけです。ユビキタスネットワーク社会（いつでも、どこでも高速なインターネットに接続できる社会）が進展していくにつれて、さらにこの様相が変わっていくと思われます。

　アメリカのタイム誌が「パーソン・オブ・ザ・イヤー」　今年の人で、ＹＯＵ　「あなた」をえらんだそうです。動画投稿やブログで個人が情報の発信源となり活躍しているからという意味合いなんでしょう。ほんと、そういう社会になっています。