浅草鳥越の袋物職人の通信局

新パトカー

　今年の６月から、警視庁のパトカーの車体に警察手帳の記章と「ＰＯＬＩＣＥ］の文字を新たに書き加えるそうです。（ステッカーのようです）来日外国人にもわかりやすくするための配慮もあるようです。

　以前から、あの白黒のツートンカラーに「警視庁」の文字はかたいデザインだなーと思っていましたが、こんどはすこし良くなるようです。以前、屋根の上に「警視庁」の文字入りの看板が付いたので、なんだろうと思っていたら、上下に伸縮する表示板でした。最初のうちは、ニューヨークを走るタクシー（イエローキャブ）の宣伝の看板のようであまりいかさないなと思っていましたが、慣れると無いとおかしな感じが今ではあります。人の感覚とはそういうものなんでしょうか。

　２月１８日の東京マラソンの日に、一部お披露目で登場するそうです。少しは洒落たデザインのニューパトカー、どんなものでしょうか。

捏造

　タイトルの言葉は、最近でっちあげで作り上げられたテレビ番組の報道でよく出てくるものです。「ねつ造」と書いたりもしますが、この「捏」について調べてみました。

　「捏」の意味は、「こねる」だそうです。字の右側の、つくりの方の日と土は、ねばる土のことで、粘土を表しています。左側のへんは、ご存知の手へんで手を表しています。

　それで、「捏造」はこねてつくりあげる、でっちあげるの意味になったそうです。（漢字源　学研より）「熱造」という言葉はありませんが、これなんかは火入れする刃物造りにもってこいですが、それではまさに捏造です。

　人にお知らせするのに加えて、自分も勉強になるところがブログのいいところです。

冬はどこへ行ったんでしょう

　昨日は、所属する｢江戸の伝統工芸協同組合」の新年会のため、ブログをお休みさせていただきました。墨田区吾妻橋のアサヒビールのビルの２１階のレストラン「アラスカ」で２０名の参加で開催しました。なかなかの眺望で、始まる少し前遠くの富士山の左肩あたりに夕日が沈んでいくのが見られました。その時はデジカメを持っておらず、ブログに載せることができませんでした。残念！

　それにしても、ここのところの陽気は変です。特に今日は九州地方で、２０度を越したところもあるそうで、４月並みの陽気でした。これでは、雪も融けてしまいスキーもままならなくなりそうです。このままだと、寒いのもないうちに春になってしまいそうです。「暑さ寒さも彼岸まで」の名文句も過去のことになるんでしょうか。

　個人的には、寒いのが嫌いなので有難いのですが、世の中の調子がくるってしまうのはまずいですね。工房で石油ストーブをつけていたら、室温が２５度近くになってしまいました。これでは石油も売れません。

文化探訪

　２月５日号の広報「たいとう」に、台東区の文化専門のホームページが開設されたと出ていたので、さっそく調べてところ、レッツエンジョイ東京のホームページでも紹介されていました。

　台東区の歴史や文化、伝統工芸も紹介されていて充実しています。早稲田大学メディアデザイン研究所の協力で作られたホームページで、フラッシュという高級な技術が使われています。立派なＨＰです。情報も随時更新されていくようですから、楽しみです。

　それと、このレッツエンジョイ東京のホームページでは、台東区のことがらが取り上げられていて、台東区立江戸下町伝統工芸館も出ていました。そのなかで、桜やユーカリの染物を製作している、お仲間の高山金之助さんを発見しました。ネットでも有名人です。

　インターネットを利用して、ますます話題が広がります。すばらしい！

節分

　２月３日は節分で豆まきをするのはご存知のことです。「節分」とは、季節の分かれ目の意味で、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指すそうです。狭義では立春の前日を指します。（三省堂　新明解国語辞典より）

　今まで、節分イコール豆まきで考えていましたが、ちょっと違っていたようです。当たり前に考えていたことをもう一度調べなおす必要ありと感じました。

　「鬼は外」「福は内」と大声を上げて豆をまく家庭は少なくなったようです。でもこういう文化的な行事は残していきたいものです。国の体を表す文化の芯の部分は大切なものです。

　さて、明日は立春で季節が変わります。産業貿易センターの職人展も最終日をむかえます。心機一転、気を引き締めて頑張ります。

真に迫ってきました

　ここのところ、将来の気温上昇のニュースが目立って増えてきました。オーストラリアでは、２０７０年までに気温が５度上昇するとかの予測が発表されました。もちろん、オーストラリアに限らず、世界中で将来の気温上昇が取りざたされています。

　遠い将来のことと考えても、子孫の代ではたいへん住みにくい世の中になっていると想像できます。その現象が、現在進行形で進んでいます。このところの暖冬もその影響かもしれません。

　最近、ゴアさんの「不都合な真実」という本がベストセラーとなり、映画化もされるようです。世界各地で、様々な地球温暖化によると思われる、不都合な現実が起きているのをとりあげているようです。（本は近々読んでみようと思っています）

　でも、ここへ来て騒ぎ出すのはいいことです。気が付かずに放って置くのは最悪です。人類の英知を出しあって地球の温暖化に歯止めをかけなくてはなりません。当然、袋物職人のブログだけでは効果が上がりませんので、大勢の話題にする必要があります。

循環バスめぐりん

　産業貿易センターの催しの帰りは雷門前まで歩いてから、東西めぐりんに乗り、新御徒町駅前で降ります。台東区の循環バスめぐりんは料金が１００円なので、路線を把握していると結構便利なことがあります。ただし、循環する一方向のみなので台東区のあらゆるところを網羅しているわけではありません。それとなれないと少々わかりずらいです。

　きのうも、子供が前に走り出て「８番の停留所はいかないの」と運転手さんに聞いたところ、（その停留所はすでに過ぎているので）「乗って待っててね、３０分くらいかな」との答え。その子はしぶしぶ席にもどり３０分のめぐりんの旅になってしまいました。ちょっとかわいそうでしたが、そのほうが安全、安心策のようです。(時間に余裕があることが条件ですが）

　路線を考えている人も、わかりやすさを心がけているのでしょう。ですが今一度現場主義に立ち返り、何度も、何度もめぐりんに乗ってみることが必要かもしれません。（当然行われているとは思いますが）

　現在、北めぐりん、南めぐりん、東西めぐりんと運行されていますが、とどめの南北めぐりんが出来るとかなり便利になるかと思いますが、いかがでしょうか。