朝、テレビのニュースで外国人の観光客のための、携帯電話を利用した観光案内について放送していました。場所は富士五湖でした。外国人が携帯で観光について尋ねると、それぞれの国の人にわかる言語で案内をするものです。なるほど、これは携帯電話をうまく利用した新サービスだなと感心しました。
でもこれが、どういうわけか日本人にはなじめないような、わざわざフランス語です。「コンシェルジェ」 conciergeとつづりますが、英語の発音は、コンシアージに近いようです。
意味はどうかというと、門番、守衛(特にフランスで)、ホテルの接客係、アパートの管理人だそうです。(ランダムハウス英語辞典より)もとの意味はちょっと違うようです。
なんでこんなわかりにくいなじめない言葉を使うのかといえば、理由は簡単です。かっこよさそうだからです。ですが、袋物職人からすると、「外国人向け携帯電話観光案内」のほうがずっとわかりやすくていいと思います。訳語もそのまま水平的に訳せるので、誤解がありません。へたに、「コンシェルジェ」なんてやると、もとのほんとの意味を知っている外国人にとっては、反対におかしく聞こえるかも知れません。
コメント