新潟県中越沖地震での、柏崎刈羽原発の放射能漏れ事故が問題になっています。人体や環境には影響がない量とはいえ、現実に漏れ出したのはやはりまずいと思います。現在、さらに調査中のようですが、悪い結果がでてきては困ります。
こういうとき、最近よく使われるフレーズが「想定外の~」です。少し前の風雲児が最初にメディアで利用して以来、さかんに使われるようになったことばです。
今回の原発事故でも、「想定外の揺れだったので」として使われました。このことばのあとに、これまた最近登場した「しょうがない」を続けるとどうなるでしょうか。
そうです、この「想定外」は言い訳に使われている便利なことばのようです。
実際に、直下型地震の揺れのため相当激しく揺れたに違いありません。でも「想定外の揺れ」なんて存在しないはずです。要は耐震基準が少し甘かったのです。
「想定外」「想定外」は、はやりことばですが、あまり使わないほうが無難なことばのようです。
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