とうもろこしが話題になっています。コーンフレークのように、英米でシリアルとして朝食によく食べられていますし、ゆでたり、焼きとうもろこしにしたりしてもたいへんおいしい貴重な食品です。
それが今では、バイオエタノールという主にガソリンに混ぜて使う燃料を作る原料としてとうもろこしが注目を集めています。
比較的、栽培がやさしい上に、利益も生み出せるので、大麦、麦にかえてこちらの栽培に転向して、その結果、麦芽、麦などの値上がりにつながり、ビールが高くなるなんていう弊害も起きるとかの話もあるようです。
また、とうもろこしは、豚やにわとりのえさとしてもよく使われていて、特ににわとりの卵の黄身の色を左右する大切なもののようです。
当然、ここでもえさのとうもろこしの値上がりが、豚肉や鶏肉の価格上昇につながっていきます。食物連鎖(ウィキペディアより)ではありませんが、それと似て、様々な影響が各方面に派生していきます。
バイオエタノール出現以前の、とうもろこしと、出現後のとうもろこし、中身は一緒でも価値は大違いになってしまいました。時代と共に、何が起きるかわかりません。
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