アメリカの単位で、液量の1ガロンは約3.8リットルです。ベネズエラの人は、この1ガロンのガソリンがなんと7セント(約8円)で手に入るようです。なんともうらやましい限りですが、理由は石油の産出国だからです。
今日の、ニューヨークタイムズ電子版に出ていたニュースは、日本にとってはとても関心度が高い部分だと思います。
それは、多くの石油産出国が、今後5~10年内に、石油で得た利益で国内が繁栄するため、これまで輸出していた石油を削減して、急成長する国内の需要に当てるようになっていくということのようです。
冒頭の例はベネズエラですが、価格に多少のひらきはあるものの、数々の石油の産出国の自国民用の価格は驚くほど安く提供されています。1リットル160円ほどする、日本のガソリン価格との格差はたいへんなものです。
そうすると、日本の将来の石油の安定的供給には、不安がつきまといます。「車はガソリンで動くのです」とは、昔やっていた石油会社のテレビCMでしたが、これからは、「車はガソリン以外でも動くのです」としていく必要がおおありのようです。
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