きのうのテレビ番組で、お米が給食でよく使われるようになったり、スーパーの店頭で積極的に販売促進をしているところなどが特集で扱われていました。
背景は、小麦などを代表とする輸入食材の供給不足と価格の上昇で、国産のお米に注目が集まっているからのようです。
お米は(特に日本のお米)はいろいろな食べ物と食べ合わせがきく優れた食品です。お赤飯や各種の炊き込みごはん、さめてもおいしいおにぎり、さらにはカツ丼、天丼、うな丼、親子丼、カレーライスに極めつけはお寿司とまさにO型の血液型のような食材です。
ところで、マリー・アントワーネットではありませんが「小麦がなければお米があるじゃない」とは簡単にいかない面もあるようです。
同じ番組のなかで、以前は棚田で稲作を営んでいた80歳代のお年寄りが、荒れた棚田を前にして「今さら作れと言われても」とか、さびしそうな面持ちで言っていました。いわゆる政府が行ってきた減反政策で、作りたくても作れなくなってしまったからです。
今時代は、急速にその様相を変え、世界的な食料不足へと進んでいます。そんな中で、食料自給率が39%というのは、あまりにも心元ありません。現代版の米騒動はごめんです。
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