原油の価格がとどまることを知らず、ついに1バレル120ドルを越したようです。
4月末に、暫定税率が衆議院で再可決されて、25円の税率が再び乗せられた上に、石油の値上がり分も加えられて、おおよそ1リットル160円くらいになりました。
ところで、1バレル120ドルという史上最高値をつけているのに、ガソリンの価格はその割りに高くないような気がしたので、調べてみました。
1991年、この年は湾岸戦争が起きていて、日本のガソリン価格は1リットル約140円でした。そのあと値段が下降し始めて、1999年に約90円まで下がり、そのあと上昇に転じています。
2000年1月の原油価格は、1バレル25ドルでその後、一貫して上がり続けて来たようです。
そして今現在、1バレル120ドルと5倍近くその時より高騰しているのに、ガソリンの価格は5倍にはなっていません。単純に考えると、1999年の90円の5倍だと1リットル450円のはずです。
専門家ではないので、このからくりはよくわかりませんが、袋物職人なりに考えると次の2通りではないでしょうか。
第一は、これからもっとガソリンの価格が上昇する可能性があること。第二は、1バレル120ドルというのは、投機的に見かけで上がっているので、実際の価格には反映されないのではないかということです。
ゆえに、1リットル160円のガソリン価格は、まだまだ安いのかも知れません。と、現在、車を持っていないので、勝手な意見を言っています。
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