昔からアイデアがひらめく場所を三上(さんじょう)といい、馬上、枕上、厠上(ばじょう、ちんじょう、しじょう)すなわち、馬に乗っている時、枕を下に横になっている時、そしてトイレの中といわれてきました。
さすがに、今では馬に乗っている時はないでしょうが、総じてゆったり、のんびりとしている時がよさそうです。
袋物職人に関して、アイデアがひらめく時というと(だいそれたひらめきではないですが)朝起きぬけが多いようです。ですから、枕上(ちんじょう)ということになりそうです。
そこで、アイデアをひらめかせる増強剤として、夜明けの砂糖入り缶コーヒーはどうでしょうか?
以前読んだ脳に関する本に、睡眠中脳細胞が盛んにぶどう糖をたくさん消費するので朝起きるときはぶどう糖不足の状態が生じているとかでていました。
要するに、脳を活発に活動させるにはぶどう糖が必要なわけです。
そんなわけで、就寝前に缶コーヒーを枕もとに置いておき、ついでにメモ用紙も置いておき朝に備えます。そして、朝起きぬけの、まだ頭がぼやーっといている時に缶コーヒーをぐいと飲みます。そしていましばらく枕上にいると、予定ではひらめきが生まれるはずです。
ただし、大前提があります。それは、何かに問題意識を持ち、それについて普段から考え続けていることです。そもそもこれがないとひらめきようがありません。
さて、今日はこれから缶コーヒーを買いに行きます。さて、ひらめき増強剤の効き目はいかばかりか。
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