今年4月から9月のPCの国内出荷台数がMM総研の調べで、前年同期比7.8%増で過去最高の638万台を記録したそうです。いわゆる、5万円台の低価格パソコンの販売台数の増加が貢献しているようです。
その逆に、携帯電話・PHSの4月から9月の国内出荷台数が2割減で、直近5年間では最大の落ち込みだそうです。
この現象は、たぶんに携帯電話の減少の分が、そのまま5万円台のパソコンの売り上げ増加につながったように見て取れます。
これは、携帯電話が普及するようになりはじめたころから採用されていた、小売店に対する販売奨励金制度とその変更にその理由がありそうです。
すなわち、通話料金を安くするかわりに、端末価格を高くしたのが裏目にでたのではないかと思います。
それは、携帯電話を頻繁に買い替える若い人にとっては、それが1つのファッションの1部だったからです。そのうえ、通話料がどうのこうのは二の次だった可能性もあります。
それが、端末価格を5万円台という高価なものにしてしまったのです。さらに悪いことに最近急速に台頭してきた小型パソコンと同一価格帯では、出荷台数減少は当たり前かも知れません。携帯は今までので、小型PCでも買おうかなとなったわけです。
さて今後、携帯電話各社がどのような対策を立てて来るかが注目されます。
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