米ビッグ3の救済策がまさかの土壇場で頓挫してしまいました。下院で賛成されて、上院へ送られたあとでつまずきました。ほんとに歴史にはまさかがつきものです。
それに関して、ビジネスウィークの電子版に、自動車研究センターというところの予測が紹介されていました。もし、救済されずに破たんすると、来年、関連企業の連鎖倒産から約300万人が職を失うそうです。このスケールの大きさは、歴史上考えても空恐ろしい数字です。
T型フォード以来、自動車はアメリカにはなくてはならない存在でした。その影響で、戦後日本でも急速にモータリゼーションが進んでいったわけです。
そのアメリカの象徴の超巨大企業が、ガラガラを音をたてて崩れていく寸前となってしまっています。ガソリンを大量に食う柄の大きい、いわゆるアメ車はもう時代に合わない代物になっていたのに気がつくのが遅れたことが原因の1つのようです。
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