一端(いっぱし)の職人というと、以前は一人前の職人のことを指すのかとばかり思っていましたが、残念ながら勉強不足でした。(多くの方がそう思われているようで安心?しましたが)
いつもの新明解国語辞典から、引用させていただくと次のようです。
一端とは、資格・能力が十分でないのに一人前にふるまうことを表す、とあります。要するに、見せかけの一人前ということです。
新明解国語辞典での用例では、「一端のおとなのような顔をしている」とか「一端の板前を気取る」とかなので、よけいに誤解を招いてしまう表現なのかも知れません。
一端のおとなは、すなわち見せかけ上のおとなであり、また一端の板前は、すなわち見せかけ上の板前ということになります。
まだまだ、日本語で知らないことがたくさんありそうです。母国語は正確に知っていないと誤解を招くので、さらなる勉強を心がけます。
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