歴史上、インフレで最も有名なのは第一次世界大戦後のドイツ国内の惨状です。こちらのサイトが分かりやすいので引用させていただきました。
耐えがたい戦時賠償と、それ以前からのインフレの進行、それに加えて裏付けのないのにやたらせっせと紙幣を印刷したおかげで招いた超スーパーインフレです。
引用させていただいたサイトの一番下の表によれば、1923年11月末のドイツ国内の食料品の価格が、ジャガイモ1kg、900億マルク、卵1個、320兆マルク、ミルク1ℓ、360兆マルク、バター1ポンド、2,800兆マルクと天文学的数字です。こうなると、紙幣はもはやまったく価値がなくなります。
昔、読んだ本に壁紙を買うより紙幣を貼ったほうが安いと、壁にお札が並べて貼ってある写真を見たことがありました。
もうこのようなばかげたインフレは絶対にないとは思いますが、ひょっとしたら、と思うとぞっとしますね。
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