今日の日経新聞の朝刊に、アイシン精機と京都大学が共同で開発している電気自動車用の超電導モーターの話が出ていました。
電気自動車には、電気を貯めておく蓄電池と、その電力を使って実際に車輪を駆動させる電気モーターが必要かつ重要ですが、このニュースはその駆動させるモーターの方です。
そこに出ていた、超電導モーターを装着した電気自動車のイメージ図を見ると、そのモーターのそばに線材を冷やすための冷凍機が付いています。
超電導は、よく知られているように、セ氏マイナス196度に冷やすと電気抵抗がゼロになり、大電流が流れる特長があるそうです。
その特長を生かした超電動モーターは、現在欧米自動車メーカーが採用している誘導モーターというタイプに比べて約10倍の回転力があるそうです。今後さらに改良を加えれば、なんとなんと80倍以上にその回転力を高められるそうです。
さらに、そのトルク(駆動力)が強いため、坂道や悪路でも変速機なしで発進出来ると出ていました。
この超電導モーター、2012年までに自動車に搭載可能なものが出来あがるようですが、もう片方の蓄電池の性能向上ともあいまって、将来すごいパワフルな電気自動車が出現しそうです。これでまた楽しみがひとつ増えました。
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