最新の携帯電話やスマートフォーンでは便利なアプリケーションが使えるようになり、そしてさらにまた進化を遂げている最中です。
iPhoneアプリやグーグルのアプリ(応用ソフト)を使えば、これらは様々な機能が出揃いつつあり、まさに、手のひらサイズの小型コンピューターであらゆることが出来つつあります。
特に、音声検索、画像検索など今まで考えられなかったようなサービスがどしどし出てくる世の中となりました。中でも、ナビゲーションなどは大変便利で、知らない街でも道に迷うことがなくなりました。
そういうわけで、最近は街中で携帯画面に見入り、そんなサービスを盛んに利用していると思われる人を良く見かけます。たぶん、地図アプリなどで場所を探している方かも知れません。機能の大変な便利さが故に、どうしてもそれに頼るようになってしまうのは仕方がありません。
ですが、物事には必ずマイナスの面が存在するはずです。例えば、英会話のレッスンには必ず「道を尋ねる}という項目があるくらい、人に道を尋ねるのは重要なコミュニケーション能力のひとつです。
人が人に道を尋ねる場合、尋ね方も(具体的に伝わりやすく)大切ですが、道を尋ねられた人が上手く行き方を教えるのも難しいものです。
すなわち、大変便利な携帯電話のナビゲーションが、このような基本的なコミュニケーション能力を培うやりとりを奪ってしまうおそれがあるのです。
街中で、携帯電話の画面に見入りながら、まさに今すれ違って通り過ぎて行ってしまった人が、探している家の人だった、なんていう歯がゆい場面を想像してしまいます。
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