先ごろ発表された日本の地価の状況は、2年連続して下落しており、特に都心部での下落率はかなりのものがあります。一時期ミニバブルの様相を呈し持ち直したかに見えた地価もここへきてまたさらに下落し、再び厳しい資産デフレのようです。
ちまたでは、デフレ、デフレの大合唱で、この言葉が社会全体に浸透してしまっているような感さえあります。
ところで、いつも読んでいる成毛さんのブログにこんな内容が書かれています。シュミレーションされた読みも深くなかなかの論調です。
要するに、デフレが終りを告げてインフレがやってくるとの読みです。また、ウォール・ストリート・ジャーナルの電子版(有料版のために冒頭だけの記事です)にも、インドでインフレ懸念から金利を急遽引き上げたニュースもあります。
お隣の中国でも、人件費引き上げなどのインフレ傾向のニュースが取りざたされています。近隣諸国の出来事が、即、日本にも影響を及ぼすのが、最近のグローバル経済の特徴です。
書店の店頭の新刊書には、タイトルにデフレの文字が入った本が何種類かありますが、これがしばらくすると、インフレ、インフレの文字入り本が店頭を賑わすようになるかも知れません。ひょっとしたら!?
コメント