自動車の世界では、まだガソリンエンジン車が主流を占めていますが、徐々にハイブリッド車が増えつつあり、さらにその先には電気自動車の登場があります。
ガソリンエンジン車はガソリンを燃料として、気化させたものを燃焼室で爆発させて動力を得ています。片や、電気自動車は電気をエネルギー源として、電気モーターを回して動力を得ています。
エネルギー源のガソリンが電気に、動力源がエンジンからモーターに変わるわけですが、この変化の影響ははかりしれないものがありそうです。おそらく、産業構造の変化につながると思います。
自動車の外見、ボディー自体はほとんど変わりませんが(電気自動車は構造がシンプルなのでボディーのデザインの自由度が変わるそうです)中身は大違いのようです。
まず、いらなくなるものの代表がプロペラシャフトです。後輪駆動車の場合、前部のエンジンで発生した動力を後輪に伝える役割をはたしているのがプロペラシャフトですが、これが必要なくなるそうです。聞くところでは、電気自動車では個々のタイヤごとに電気モーターがつき、当然電子制御なのかも知れません。
あとは例えば、マフラーも音のしない電気自動車ではいりません。逆に電子音で歩行者に警戒を促す必要が出てきました。
ほんの少しのさわりだけを、ささやかな情報をもとに、ど素人の袋物職人が電気自動車の登場によってもたらされる変化について述べてみました。
たぶん、電気自動車が世の中の主流を占める時を迎えると、それに伴う新しい着想や新しい仕事が増えてくるに違いありません。こうしてきっとイノベーションがまた始まるのです。いろいろな成長産業がこれから目白押しで出てくるでしょう。
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