昔、小学校か中学校で教わったのは、日本が国内で加工して製造したものを輸出する加工貿易立国とかだったと記憶しています。それが今では、多くの企業が海外に工場を持ち、そこで生産したものを輸入して消費するパターンが定着して来ています。
つい最近のことですが、トヨタ自動車が円高の影響からでしょうか、主力の一つであるカローラの輸出を一時停止しているそうです。こうしたことは、今までではまず考えられなかったことであり、産業構造が大きな曲がり角に立っていることの表れでもありそうです。
一方で、日本に訪れる外国人観光客でごった返す多くのお店があることもまた事実です。ラオックスが銀座の松坂屋に進出して、外国人観光客をターゲットにするとのニュースも最近耳にしました。
そういえば、朝のテレビ番組で、今月の21日に開業する羽田の国際線の新しいターミナルが紹介されていました。成田空港とうまく調和をとりつつ、ハブ空港を目指して、将来は来日観光客1,000万人を目標にしているそうです。まさに観光立国日本を目指しているようです。
こうした、あちらこちらで起きている現象をつなぎ合わせて考えると、変化の大まかな方向が見えてきそうです。昔に習ったことを、いっそのこときれいさっぱり忘れて、時代の流れを見直してみるのが良さそうです。
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