この言葉をご存知なら、結構年季の入った方かも知れません。「上等は舶来」もしくは「上等舶来」という言い方もありでしょうか。
上等は、言ってみれば、クラスの上のもののことです。舶来は、文字通り船で外国から運ばれて来たものの意味です。
その昔、日本が1ドル360円(1971年まで、今から40年前、袋物職人は14歳)という途方もない?固定相場制で対ドルレートが決まっていたとき、今とは比べることも出来ないほど輸入外国製品は高値の花だったのです。
今、スーパーへ行くとフィリピン産のバナナは驚くような低価格で売られています。また、台湾産のバナナはそれより少々値段がいいようです。
そんな身近なバナナですが、これがその昔の1ドル360円の頃は、庶民には滅多に手に入らない上等な品物だったわけです。
40年とは隔世の感がありますが、今では対ドルレートは1ドル82円ほどですから、約4.4倍も円の価値が上がったことになります。
輸出する場合には非常に厳しい時代となりましたが、昨今の凄まじいばかりの原油高に際しては、40年で4.4倍も価値が上がった円の強みも発揮出来ているはずです。
さてそこで、これからは「上等は舶来」転じて「上等は日本製」、もちろんです!!
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