曇り空の中、けさいつものように散歩に出発しました。しばらくするとかすかに小雨が降って来たので、スマートフォンで東京アメッシュをチェックしました。そうすると、雨雲はあるもののこの辺りはまだ大丈夫だなと、勝手な解釈をしてウォーキングを続けたのがいけませんでした。
隅田川の遊歩道を歩き、駒形橋あたりに来たあたりで本降りになりました。あれあれ、とアメッシュでチェックしたら、先ほどとは違いその辺りにはうっすらと雨雲に覆われている様子。しばらくしたら小降りになるだろうと駒形橋の下でしばらく雨宿り。ですが、しばらくすれば上がるだろうとの読みも虚しく雨は強くなるばかりでした。
首都高速の高架下でしばらく雨宿りしていましたが、いっこうに降り止まず、時間も迫って来たので意を決して雨中強行軍を決めました。(タクシーに乗ればいいと思われる方もいらっしゃるでしょうが、残念、朝の散歩にはいつもお賽銭程度しか携行していません。)
駒形橋を渡ったところで、目の前に見えてきたのは都営地下鉄浅草線の浅草駅でした。いつも見慣れているはずの地下鉄駅ですが、それに乗って帰ればいい、などという考えは雨宿りしている最中にもまるで思いつきませんでした。(駅を見たとたん、スイカカードを持っていることに気が付き地下鉄に乗ることを思いつきました。)
さて、10月早々に小さな失敗から思いついた教訓です。
1.当たり前の当たり前ですが、出発前にはアメッシュだけでなく天気予報をチェックすること。
2.たとえ朝のウォーキングといえども、タクシー代くらいの小銭は持ち歩くこと。
3.無理に失敗の状況にする必要はありませんが、失敗から学べることはたいへん多いと知ること。
4.困った状況におちいったら、その状況にてらして、自分の頭の中の知識の引き出しから、取り得る解決策を列挙して選択し、対処することが出来るようにする。
特に、4.のようなことが冷静、沈着に出来る人が頭がよく、優秀な人と言えるのではないでしょうか?けさの体験のように、駅を見て、スイカカードを持っていたから地下鉄に乗り、雨を避けることを思いついているようではまだまだ修行が足りません。
きっと、頭の中にインプットされていることは多いのだけれど、それを取り出すアウトプットの方がへたなのでしょう。知識を増やすのも必要ですが、それを取り出して使う方の力量の方がはるかに大切なような気がします。
それにはやはり、場数を踏む、経験、体験を多くするなんてことが必要に違いありません。日常、数々行われている訓練のたぐいもまさに重要なことがしみじみと実感できた10月1日の散歩でした。
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