イギリスのBBCが伝えるところでは、コロンビアでジカ熱が原因と思われるギラン・バレー症候群により3名の人が亡くなったと報じています。
通常、ギラン・バレー症候群がジカ熱感染から起こることはまれであり、死亡率もそれほど高くないはずだそうですが、今回のそれは異常な結果になっています。
1947年に、アフリカのウガンダのジカの森林に生息するアカゲザルから初めて発見されて以来、今回のように広範囲に感染が広まったのは初めてのようです。
こうしたことから、何か複数の要因が重なり合って感染が拡大しているのかも知れません。要因としてあげられるのは素人考えですが、ひとつに、地球の温暖化で蚊の発生が増えていること。ふたつ目に、世界的に人々の往来がはやいこと、三つ目はもしかしてウイルスの感染力、致死率が増えていることです。
最後の三番目は絶対起きて欲しくないことですが、このウイルスに関してはまだまだ解明されていないことが多いそうで、なぞに包まれていて決して侮れない存在です。
8割の人が無症状だというのも恐ろしいことです。症状がなくてもウイルスの保菌者であるわけで、その人の血を吸った蚊が他の人、特に妊娠している女性を刺したらと思うとぞっとします。まさにサイレントキラーなんですね。
対策は、ワクチンが今のところ無い以上、蚊の駆除と蚊に刺されないこと、流行地に行かないこと、これらしかありませんね。
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