地上で太陽のエネルギーを再現させて利用する。古くから考えられていた夢の核融合のエネルギーを利用することがこのところ現実味を帯びてきたようです。
以前はあと30年後、あと30年後と言われ続けて、なかなか現実味を帯びてこなかったようですが、ここへ来て炉の技術などに一段の飛躍があったようで、うまくすると東京五輪が開催される2020年ころに試験的な電力供給が行われることになるかも知れません。
これは正直に言って「えーーーっ!!!」と言うくらいの超驚きの出来事だと思います。海水1リットルから2,500リットル分の石油と同じ電力エネルギーが取り出せると言われているのですからびっくり仰天です。
折りしも、パリのCOP21会議で195カ国の採決が行われて。今世紀後半はCO2排出をゼロにする目標が設定される運びとなりました。
これは今後、段階的に化石燃料の使用を減らしていき、その代わりとなる、例えば、太陽光、風力、藻油、水力、原子力、水素エネルギーなどを増やしていく方向になるようです。また、CO2を吸収する木々の植林を増やしていくのも1つです。
そして、そこにいずれかの将来に核融合発電が加わることになれば、これはまさに地球温暖化対策の切り札です。鬼に金棒とはこのことでしょう。きっと、今世紀後半のCO2排出ゼロ目標の強い味方は核融合発電なのかも知れません。
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