読書の新しい楽しみ方、といってもすでに同じことをしている方もいるかと思います。簡単に言えば、それは、スマートフォン片手に読書をすることです。今コナン・ドイルのシャーロック・ホームズを新潮文庫版のシリーズ読破を目指してますが、例えば、その中の「シャーロック・ホームズの冒険 青いガーネット」で次のような表現があります。
「暖炉の火床の2本目がゆるんだので、はんだづけに・・・」とか「鵞鳥のえぶくろ」とかです。
暖炉の火床?その2本目がゆるんだ?鵞鳥(がちょう)のえぶくろ?なんだそれは!?とこんな時に超お役立ちなのがスマートフォンです。
紙の辞書や辞典でもいいのですが、なんと言っても手軽に調べられて、なおかつ画像検索も充実してきています。上述の疑問もたちどころに氷解しました。その上、調べたことにより強く印象に残るので、読書の内容も立体化し充実します。
「暖炉の火床の2本目がゆるんだ」も画像検索した結果、なーるほど!となりました。
人それぞれの頭の中にしまわれた記憶、情報から本の内容をイメージするしかないのですが、検索や画像検索の内容からそれを補完してイメージを確かなものにしてくれるので、読書の内容もさらに印象に残り、効果抜群なのではないでしょうか。デジタルを存分に生かした新しい読書の方法で本の内容の吸収力が増えるのは願ってもないことです。
以前、QRコードを紙面上に置き、サイトと連携すれば情報が立体化して面白いなと思っていましたが、こんなことも似たような効果がありそうです。
英単語や英会話を覚えるのに一番効果的な方法は、身振りや動作を含めた経験と重ね合わせて覚えることですが、この新しい読書の方法も同じ類の発想なのではないでしょうか。
ところで、それにしてもホームズシリーズの中の人物描写だけはイメージを浮かべるのがやっかいです。
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